LST-4003 くにさき

















2021年4月23日10時15分
備讃瀬戸 佐柳島沖

備讃瀬戸航路を航行中の
おおすみ型輸送艦の3番艦、
LST-4003 くにさき です

掃海隊群第1輸送隊に所属し
定係港は呉です

佐柳島と多度津港の間を結ぶ
フェリーの船上から撮影しました

海上自衛隊の輸送艦としては
唯一の船型である
おおすみ型輸送艦は
全て呉基地の所属であり
出入りも激しい為
瀬戸内で最もよく見られます

呉に行けば
よく見られる艦ではありますが、
意外にもお会いする機会は少なく
数年振りの撮影です

おおすみ型の内、
1、2番艦は三井造船 玉野艦船工場製ですが、
3番艦である本艦のみ
日立造船 舞鶴工場製という
特徴が有ります

今回は三井造船 玉野艦船工場での
定期ドックを終え、
呉基地に帰投する姿を撮影しました

特記するべき点としては
今回のドックの際に
艦番号と艦名が視認性の低い
ロービジ塗装へと変更された事でしょう

かなり至近距離から撮影している為
判別は可能ですが、
確かにかなり視認性は低く
ロービジの効果を感じる事が出来ます

ただし海上自衛隊のロービジ塗装は
艦番号、艦名の低視認化、
ファンネルトップを艦体と同一色とする
事にとどまっており、
レーダーのレドーム等は白塗装のままで
艦体そのもののロービジは行わないという
特徴が有りますね

備讃瀬戸航路の西航路は
佐柳島と高見島の間を抜ける
狭い航路の為
艦体を傾けながら転針している
なかなか迫力の有る姿となり
カッコ良い姿を撮影する事が出来ました

1番艦「おおすみ」2番艦「しもきた」
も例年であれば三井造船でのドックの為
同様にロービジ化される可能性も有り
そちらも気になります

経歴はこちら

2003年2月26日〜
自衛艦隊第1輸送隊(呉)
2006年4月3日〜
護衛艦隊第1輸送隊(呉)
2016年7月1日〜
掃海隊群第1輸送隊(呉)

おおすみ型輸送艦
LST-4003 くにさき

建造所 日立造船 舞鶴工場

運用者 海上自衛隊

艦種 輸送艦

級名 おおすみ型


建造費 480億円


母港 

所属 掃海隊群第1輸送隊


艦歴

計画 平成11年度

計画発注 1999年

起工 2000年9月7日

進水 2001年12月13日

就役 2003年2月26日


要目

基準排水量 8,900トン

満載排水量 13,000トン

全長 178.0m

最大幅 25.8m

深さ 17.0m

吃水 6.0m


機関 三井造船16V42M-Aディーゼル × 2基

出力 26,400PS

推進器 スクリュープロペラ × 2軸

速力最大速  22ノット


乗員137名(ほか揚陸要員330名)


兵装

高性能20mm機関砲(CIWS) × 2基


レーダー

OPS-14C 対空

OPS-28D 対水上
OPS-20 航海用


電子戦・対抗手段

Mk.137 デコイ発射機 × 4基