フェリーてしま

3月19日の乗船記を続けます

前回の内海フェリーの乗船記から
しばらく日が開きましたが、
草壁港にて下船後、
島内バスにて池田港を目指しました

ただ島内を走る小豆島オリ一ブバスは
遅れる事が日常的で
草壁に到着の時点でダイヤより8分遅れ、
池田港での乗換時間が
5分しか確保出来ない事から
降車せずそのままスルーし
土庄港まで向かいました






ファンネルマークは
みかん と いちご です

なぜ みかん と いちご なのかは???




小豆島・土庄港に入港してきた
小豆島豊島フェリーの
フェリーてしま です

船体にも書いてある通り、
小豆島・土庄港から豊島を経由し
宇野港との間を結んでいます

小さなフェリーで
スタイルも可愛いですね

接岸してすぐに乗れる訳ではなく
一旦チェーンが張られまして
10分ほど待たされます

かなり小さな船なので、
人が多く乗ってくる前に
客室内を撮影しておきます

客室内のメインはイス席です

窓側の席は緑色で、中央側は青色の
座席が多数並んでいます

残念なのは角度固定で
リクライニングが出来ない事です

客室の前方は大型の窓を備えた
展望席となっています

展望席ではありますが、
窓側を向いている席は少なく
ソファを多数並べた
ボックス席が主体です
両舷側の客室後方には
かなり小さいスペースですが
カーペット席も有ります

客室前方にはテレビと
航行情報表示モニターが設置されています

航行情報表示モニターに
他社航路が表示されているのは
珍しいレイアウトです
後部デッキは喫煙スペースを兼ねます

本船にはカップ麺等の食料の自販機は無く
飲料の自販機が有るのみです

小豆島・土庄港から宇野港は
通しで乗ると1時間半ほど掛かる為
事前準備をしておきましょう
トイレは少し離れた場所に有るのは
独特のレイアウトです

後方の階段を上がりますと
展望デッキに出ます

2014年まで
社名が「小豆島フェリー」だった為、
テプラで上から修正が行われています

デッキは船の大きさに限りが有るので
小さなスペースです

前方にテーブル席が2セット、
後方にプラベンチが2セットのみです
船は全長は短いものの、
船体は3階構造ですので
なかなかの高さが有ります

13時10分 定刻で
小豆島・土庄港を出港していきます
大きく左に針路を向け、
まずは豊島へ向かいます
しばらく走りますと
左側には豊島が見えてきます

豊島は小豊島を狭み
小豆島と近隣する島なので近いですね

フェリーてしま は1つ目の寄港地、
豊島・唐櫃(からと)港に入港します


唐櫃港は
小さな待合所が有るのみの小さな港

ただ乗り降りは結構多く、
土庄港から乗って来た車両の多くが
下船しました

わずかな寄港時間で出港

定刻の13時40分、
豊島・唐櫃港を出港しました

出港後は
再び大きく左に針路を向けます

左手に豊島を見ながら、
沿岸部を走ります


フェリーてしま は、2つ目の寄港地
豊島・家浦港に入港します

家浦港は、
本航路の拠点港でも有ります

待合所を兼ねた観光案内所も
港近くに設置されています




わずかな寄港時間で
定刻の14時00分に出港

終点宇野港を目指します



船は井島や直島等の島々を横目に
くねくねと航行

曲がりくねった航跡がきれいです


直島北側の
三菱マテリアルの工場が見えると
宇野港は目の前です

ゆっくりと宇野港内へと入港

四国フェリーの宇高航路休止日である
2019年12月15日以来の宇野港です
後ろをつけて航行していた
RO-RO船「第二はる丸」も入港

RO-RO船は同じ宇野港でも
田井という別の地区に入港します

宇野港のシンボル的オブジェ、
宇野のチヌ/宇野コチヌ も横目に入港


定刻14時40分に
宇野港に到着、下船しました

小さな船で特に何も無い船ですが、
瀬戸内らしい風景を数多く見せてくれた
良い船旅でした

四国フェリーは休止となった
宇野港ですが、
小豆島豊島フェリー、四国汽船の
フェリー、旅客船が数多く発着しています

宇野港を盛り上げる為にも
今後も頑張って欲しい会社の1つです

フェリーてしま

IMO 9092769

全長 46.5m
総トン数 365t
載貨重量トン 131t

旅客定員 350名
積載台数 8tトラック8台

総トン数 365t
航海速力 12.5ノット

就航 2006年5月17日