ブルーライン

先日、小豆島へフェリーで
往復したばかりですが、
5日と経たずして再び高松にやって来ました

ジャンボフェリーの深夜便で
神戸から高松へ到着後、
今治造船丸亀事業所を偵察
それから高松港に戻って来て
乗り船開始です


今回乗船するのは
高松港と小豆島・草壁港を結ぶ
内海フェリーの「ブル一ライン」

港に到着するとすでに着岸体勢、
切符を買って乗り込みます

出港時間まで時間が有るので
まだ人はほとんど乗って来ていません
まずはじめに船内の見学を行います

客室中央部には売店が有ります
うどんやコーヒー、お弁当等
販売メニューも豊富に揃っています
売店前には円卓を囲んだテーブル席があり
食事スぺースとして利用出来ます
右舷側後方のシート席

リクライニングは出来ない様ですが
2+3の鉄道車両の様な配置です
右舷側中央のシート席

こちらもリクライニングは出来ない様で
2+3の配置です

最前列のみテーブルを備えた
ボックスタイプのシート

緑色のシート色が特徴です
客室前方には
ちょっと立派なソファを2脚設置
ソファが並ぶ間には入り込んだ場所に
ワークスペースが有ります

1時間の航海時間でも
コンセント付のスペースが有るのは
嬉しいですね
客室前方は展望席になっています

展望席もリクライニング出来ないタイプの
シート席になっています

3席1組の2列構造で
水色のシート色が特徴です

展望席の後ろは
豪華なボックスシートが多数並んでいて
独特の雰囲気が有ります
本船ではこのサイズの船には珍しく
中庭構造のスペースが有るのも
特徴の1つです
左舷側中央のシート席

右舷側と同じレイアウトで
2+3の配置です

黄色のシ一ト色が特徴です
左舷側後方のシート席

2+3の配置は同じです

水色のシート色が特徴です
有名なねずみが
壁に打ち付けられています

年季が入っている様で
ちょっとくすんでいます
中はカーペット敷きの
キッズスペースとなっています

後部デッキは客室内が充実している分
スペースは小さくなっています

飲料の自販機が4台も有るのは
かなり充実しています
カロリーメイトも売っていました



後部デッキの階段を上がると
展望デッキに上がれます

中庭がある分、
展望デッキは省スペースです
後部マストは羽根が付いたデザインで
カッコ良いですね
ドック入りを3日後に控え、
早くもマスキングが始まっており
一部は塗装作業中です

外側が見えないのが残念です

船内を見て回ってもまだ10分ほど
余裕が有るので
朝ごはんにうどんを頂きます

わかめうどん ¥450

深い器にだしもしっかり注がれて
熱々で頂きます
わかめ、天かすもたっぷりで
おいしいうどんでした

9時30分定刻で高松港を出港

出船着けの為、
スムーズに離岸していきます

高松港は多数の
フェリー・旅客船が発着しています

本船が出港する際にも
入港してくる2隻と反航しました


小豆島航路最速を誇る本船、
防波堤を越えますとぐんぐん増速し
あっという間に高松港からも
離れていきます

出港を見届け、
しばらく客室内でくつろぎます


草壁港は小豆島の東の方ですから
小豆島が見えても
しばらくは沿岸を走ります

さらに入り江に有る港の為、
針路を北に向けても
しばらく走ります
入り江を走るので、
海面も特におだやかで良いですね

波のないおだやかな海を
滑る様に走っていきます

減速するとエンジン音も静かになり
水音が聞こえるだけで
面白いものです
独特の白いターミナルが
草壁港のフェリーターミナルです
オモテ側からの着岸

慎重に埠頭に接岸、
定刻10時30分より少し遅れて
草壁港に到着しました


船首ランプウェイから下船




本船は小豆島を発着するフェリーとしては
珍しい九州生まれのフェリー

多くを占める讃岐造船鉄工所製、
藤原造船所製等とは違った
独特のルックスが特徴です
本船の船名は「ブルーライン」ですが、
船名が「ブル一ライン I」に書き替え
られていました

これは内海フェリーが夏頃に新造船を
デビューさせる前準備ともされています










島内バスに間に合わなかったので
せっかくなので出港をお見送り
短発3声のデカイ汽笛にビックリ
したりしながらお見送りしました

針路を南に向けると、増速し
あっという間に遠ざかっていきました
引退までにあと1回くらいは
乗りたいですね

1本後の島内バスに乗車し、
次の乗り船の為に移動しました

ブルーライン

船種 フェリー

船籍 日本

所有者 内海フェリー

運用者 内海フェリー


建造所 三浦造船所(第1227番船)


IMO番号 JL6627

MMSI番号 431000307


経歴

起工 2000年

進水 2000年

竣工 2001年3月16日

就航 2001年3月19日


要目

総トン数 999 トン

全長 85.0 m

幅 14.4 m

深さ 4.1 m

喫水 3.2 m


機関方式 ディーゼル

主機関 2基

推進器 2軸

出力 4,400馬力(3,236 kW)

最大速力 20.5ノット

航海速力 19.5ノット


旅客定員 550名

車両搭載数

5トントラック29台、乗用車74台