はくおう













2019年11月16日14時30分
明石海峡 道の駅あわじ

明石海峡を通過していく
輸送船、はくおう です

相生港を出港し、
高知港へ向かっている姿です
高知に駐屯する
第14師団 第50普通科連隊 の
北海道への部隊移動訓練による運用です

本船は2012年まで
新日本海フェリーの「すずらん」として
運用されてきた経歴を持ちます
現在は防衛省によりチャーターされており
普段は相生港に停泊していますが
政府等による要請が有れば
その都度相生港を出港していきます

本船の所有は
元の所有者である新日本海フェリーから
高速マリン・トランスポートに
移行していますが、
船舶の維持管理、運航については
新日本海フェリーが引き続き行っています
こうしたシステムは
同じく高速マリン・トランスポートの
管理下にある元 津軽海峡フェリーの
「ナッチャンWorld」にも見られます

本船は
海上自衛隊の所有する輸送艦と比較し
車両輸送能力の高さ、
そして高速航行能力が受け
チャーター輸送船として
採用される事になりました
一般的なフェリー船型である為
ある程度の設備の有る岸壁なら接岸可能な事も
運用上の大きな利点です

塗装は白黒塗装になりましたが
最高速力29ノットを誇る本船の
力強い走りが良いですね

2016年の本格的な運用以降、
すでに数多くの部隊輸送訓練、
災害時におけるホテルシップ運用等
活躍の場を広げています
現在は新型コロナウイルスの流行による
帰国者の一時宿泊場所として
災害派遣命令により運用中です

はくおう

船籍日本

所有者

新日本海フェリー(2016年3月31日まで)
高速マリン・トランスポート

(2016年4月1日以降)


運用者 新日本海フェリー


建造所 石川島播磨重工業東京第1工場

母港 相生港(現在は東京港)


信号符字 JD2726

IMO番号 9116266

MMSI番号 431861000


改名 すずらん1996 - 2012年


経歴

進水 1995年7月12日

竣工 1996年5月

就航 1996年6月11日

運航終了 2012年6月19日(定期船として)


要目

総トン数 17,345 トン

載貨重量 5,440 トン

全長 199.5m

幅 25.0m

全幅 25.0 m

深さ 14.8 m

喫水 7.23 m

デッキ数 6


機関方式 ディーゼル

主機関

過給機付4サイクル18気筒

V型ディーゼル(410 rpm)


推進器 可変ピッチプロペラ 2軸


出力 47,660 kW(64,800 PS)


航海速力 29.4ノット

車両搭載数

トラック122台、乗用車80台