おりんぴあどりーむ せと

今さらながら
ようやく乗船記


11月11日に
高松港から小豆島・土庄港まで
小豆島フェリー「しょうどしま丸」
に乗船した後、
岡山方面へとフェリーを乗り継ぎします

小豆島・土庄港からは
新岡山港との間を
両備フェリーが運航中、
今回は新型フェリー、
「おりんぴあどりーむ せと」
に乗船しますニコニコ


2019年5月1日に就役した
小豆島航路寄港船の中で
最も新しいフェリー、
水戸岡鋭治氏のデザイン指揮の元
特徴的なフェリーが誕生しました

この日は団体客が多く
平日にも関わらず船内は混雑、
一番乗りで船内見学を手早く
済ませる事としますニコニコ
客室最前列は展望席となっています

細長いテーブルを取り付け、
1人掛け用のイスが並びます
展望席の背面にはピアノ、
電子ピアノの様です

オレンジフェリーの様に
船内へピアノの音色を流すタイプ
では無いし
最近流行のストリートピアノみたいな
物では無いと思いますが、
何かのイベントで使うのでしょうねキョロキョロ
売店より前方のフロアは
大型の机を配置した
ボックス席が並びます
そしてサイドは
背面テーブルを備えた
2人掛けシートが並んでいます
売店より後ろは、
一部をロングソファとして
円形のテーブルを配置、
それ以外は背面テーブル付の
2人掛けシートとしています
船体には
曲線を取り入れた部分が多く有り
ロングシートも円弧を描きます
「おりんぴあ どりーむ」では
売店・軽食堂スペースであった部分に
「キッズクラブ」として
キッズスペースを設置
客室中央に、
ショップ・カフェを配置していますニコニコ

本船は就役当初はカフェメニューのみの
提供でしたが、
先日よりフードメニューが登場しましたラブ
今回力フェメニューは
利用していませんが
メニューも豊富でしたよ
カフェのフロント側でも
色々と販売していますが、
背面が商品の陳列棚となっています

先ほどからチラホラ写っていますが、
両備グル一プ、傘下の岡山電気軌道が
アニメ「チャギントン」と
コラボレーションしています口笛

船内売店では「チャギントン」グッズを
多数取り揃えていますよ

客室内はこれくらいてへぺろ

客室後部の階段から
展望デッキへと上がります


いきなり姿を見せたのはすべり台、
デッキ入ロの左側の階段を上がって
本側から滑り下ります

子供向けの小さなイスや小屋、
デッキは子供達向けの遊具スペースが
多くを占めています
こちらはブランコ、
手前は1人掛け、奥側は2人掛けです

ブランコですが、
安全に利用出来る様にする為か
下はロープが掛かっていますキョロキョロ

少し揺らすぐらいですね

中央に有るのは
「せとうちクル一ズ」専用サロンです
このスペースは
ツアー客用として設置されており
一般客は利用出来ません

夏場は要予約で流しそうめん器を置いて
食事をする事が出来ますウインク
「おりんぴあ どり一む」と同じく
ブリッジとの距離はゼロ、
マニアには堪りません

一応イスも有って、風も防げますから
ここで過ごすのも
結構良いのですよ
デッキは広いものの
テーブルが有るのは
両舷前方のこの場所のみ

普段なら
客室内にテーブルも多く有るので
困りませんが、
今回の様に空きが無いと
食事に困りますガーン

自分はうどんはこの場所で頂きましたニコニコ
前方の階段を上がると
ブリッジよりも高いラインの
デッキに上がれます
風防を備えた半室スペースにも
少数のベンチを設置
子供用の小さなイスの前には
舷輪が設置されていて
まるで自分が操船しているかの様に
楽しむ事が出来ますニコニコ


デッキの2階は
島の様に2つに分かれており、
前方の大きな島と後方の小さな島が
橋でつながっているのも特徴ラブ

小さな島は先ほどの
すべり台につながっています


中でもユニークなのは
大きな島の方には
線路が敷かれている事びっくり

チャギントンのキャラクターが
この上を走り
休日限定ですが、
1回¥200で乗る事が出来る様です

こんな船は見た事が有りません爆笑


客室外側にも点々とベンチを設置、
壁面にはチャギントンのキャラクターが
並んでいます

この船は、ベンチ等もたくさん有るので
座る場所には困りません
船体後方にはエレベーターを設置し
新型船らしいバリアフリー対応船です


船内見学をしているうちに
出港時刻となりました

15時30分、
定刻で小豆島・土庄港を出港ニコニコ

ファンネルはトップに船名を入れ、
ファンネルマークは
両備ホールディングスの社章です

出港し落ち着いたところで
新登場のフードメニューを頂きます爆笑

オリーブぶっかけうどん ¥550

醤油べースの濃い口のつゆが
意外とマッチしてペロリといけます
フードメニュー新登場は嬉しいですね





強風で瀬戸内ですが波も出ています、
船もグラグラ揺れている程ですが
「おりんぴあどりーむ せと」を
海鳥の一団が襲来てへぺろ

これはお客さんが
船尾からエサを投げている為で
船内で確か¥100でエサを売っています

海鳥もそれを知っていますニヤリ

日もすっかり短かくなり、
夕日がデッキを照らしています

このデッキは大部分がウッドデッキで
雰囲気もなかなか良いものです
海鳥の一団が船尾側の弾切れで
自分の方を偵察中ガーン

自分は
手元にチョコレートしか持っておらず
あげられないので海鳥も退却

船尾側の弾補充が出来た様で
再び後ろで飛んでいましたニコニコ

日もほぼ沈み、
デッキの照明も点灯しました

この日は雲が多く
きれいなタ景とはならず
ちょっと残念

クルーズも終盤、
新岡山港は少し奥に入った場所に有るので
船はカーブしどんどん奥に入っていきます

しばらくすると、
同航路を結ぶ「おりいぶ丸」と反航ニコニコ

本航路は2隻の両備フェリー所有船、
1隻の四国フェリー所有船の
共同運航航路です、
近く四国フェリーの配船替の予定で
当航路で「おりいぶ丸」が働くのも
あとわずかになりました

間もなく新岡山港へ入港、
下船準備のアナウンスも掛かりました

海鳥がまだ後ろを飛んでいるのには
ちょっと驚きますニコニコ


新岡山港が見えてきました、
街から少し離れているので
目立つ物も無く
少し寂しい景色です

新岡山港に入港、
定刻の16時40分に入港です






最後に「おりんぴあどりーむ せと」
のお顔を撮影します

小さな船に様々なアイデアを詰め込んだ
楽しいフェリーでした、
水戸岡鋭治さんの
木質材を多く取り入れたデザインも
とても好印象ですニコニコ

就役後もフ一ドメニューのデビュー等
パワーアップしていますから
今後も楽しみです爆笑

末永く愛される船になる事を
願っています

新岡山港から岡山駅までは
バスで約40分とかなり離れています

徒歩客には
バスとフェリーがセットになった
「かもめバスきっぷ」¥1400がお得
是非ご活用下さいニコニコ




おりんぴあどりーむ せと

就航日2019年5月1日(水)

総トン数942トン
全 長約65.55m
全 幅14.7m

最大出力2.800馬力
航海速力13.00ノット(時速24キロ)
エンジンディーゼル

旅客定員
1.5時間:500名、3.0時間:229名
座席定員229名 (立席:271名)

車両搭載可能数60台(乗用車のみ)
10台(大型車のみ)

建造所 藤原造船所