第一しょうどしま丸

特に何も予定の無い休日、
なんとなく思い立って
ジャンボフェリーに乗って来ようと思い
香川へと向かいましたニコニコ

ちなみに
メインのジャンボフェリーについては
50周年記念の「ニャンコフェリー」
仕様になっていますが、
船内撮影について禁止されていますので
今回レポートは有りませんガーン

特に急ぐ事も無いので、
普通列車で岡山へ、
ここからさらに路線を乗り換えて
向かった先はこちらウインク




JR西日本 宇野線の宇野駅です

ここはかつて四国方面へ向かう
鉄道連絡線・フェリーが多数発着していた
一大ターミナル駅でした
現在は小さな駅舎が有るのみで
寂しくなりましたねキョロキョロ

ずいぶんと
寂しくなったと聞いていましたが
実際は平日にも関わらず
乗ってきた列車にはそこそこの乗客がびっくり
ほとんどが外国人の方で
瀬戸内芸術祭でしょうか?
直島へと向かわれました

現在では基本的に鉄道と船の連絡は
考慮されていないので、
電車到着後5分後に出港するダイヤが
四国フェリーでは組まれています
無理では無いにしても
猛ダッシュが必要なので
1時間前の列車で宇野へ来ました




しばらく待っていると
フェリーがやって来ました

現在では1隻のみとなってしまった
四国フェリーの宇高航路担当
「第一しょうどしま丸」です

現在ではわずか5往復のみの運航ショボーン
片道65分の船旅で
運賃は大人 ¥740 ですニコニコ



トラックをメインにそこそこの量
の車両の数です、
車両下船完了後に乗船開始となります

ランプウェイを歩いてトコトコ乗船、
純枠に徒歩乗船したのは
私だけでしたてへぺろ

乗船後はすぐに船内見学をウインク

客室最前列は
前面展望のリクライニングシート爆笑

そして階段室を狭み、
客室の中央列前方と後方にはにはおなじみの
長ソファ席が有ります
さすがにこの日はお客さんも少なく
ここに寝転がっているおじさんは
2名程度

あまり行儀の良い姿では有りませんが、
いつかはやってみたい通の乗り方てへぺろ
モケットのカラーがグリーンなのは
初見です

そして客室サイドを固めているのは
リクライニングシートです

サイドをリクライニングシート
とした配置は珍しいかな?口笛
最後部に気持ち程度に確保された
カーペット席、
カーペット席の内周は救命胴衣入れを兼ねた
イス席にもなっていますよ
しっかりと売店も営業中ウインク

もちろんうどんも販売中、
おみやげ等も各種揃っていますラブ

本船で初めて見掛けた「カモメ文庫」

船員さん、従業員が持ち寄って
設置されている様ですニコニコ

マンガ等の船内からの
持ち出しは禁止されているものの
小説等なら下船後も持ち帰って
読み終わった後に返してくれたら良いよ
というシステム口笛
客室を出ると、
一応いくつか席の有るスペース
ペットを連れている方は客室内に
入れないので、
ここで過ごす事となりますキョロキョロ

トイレは客室外のこのスペースに
男女別に有ります
本船で特徴的なのは
展望デッキへ上がる階段が船内に有る事、
同造船所で建造された
「第七しょうどしま丸」は
客室外がら上がる構造でした


ちょっとだけ豪華な階段フロア、
天窓が有る事で明るくて良いですねおねがい
階段を上がり切った部分には
最近は標準装備となりつつ有る
運航情報モニターが有ります


本船を含め、讃岐造船製のフェリーは
ブリッジが非常に小さく
コンパクトなのが特徴的、
船員区画も細長いでしょうニコニコ
展望デッキには、
中央部に少数のイスを配置したのみ、
屋根が無いので雨天時は利用出来ません


そして何といっても
四国フェリーグル一プの船のシンボル
ジェットファンネルです

この姿を見て違和感を感じたなら
立派な四国フェリー通、
本来ならばここはオリーブマークではなく
四国フェリーの
SFロゴが入るはずなのですよキョロキョロ

本船は元々、
高松〜土庄間航路に就役しており
「第八十五玉高丸」引退により
本航路に転入しています

しばらくは、
オリジナルの塗装で運航されていましたが
改装の際に船体ロゴを「四国フェリー」
に書き替え、そして「うどんマーク」
が入りました
しかしながら、
なぜかオリーブマークはそのままの
変な現象が起きていますてへぺろ

ファンネルも本物は別に有る
おなじみのスタイル爆笑
船内を巡っているうちに
出港時刻となりました

11時50分、
定刻で宇野港を離岸しましたニコニコ

港に停泊中の2隻のフェリーは
宇野発直島行の四国汽船のフェリー
「あさひ」「なおしま」です

「あさひ」はドック明け後の調整中、
瀬戸内観光汽船の「フェリーひなせ」が
代船運用中で、
2隻が並んでいるのは珍しいですねキョロキョロ



出港してすぐに右手に見えるのは
三井造船 玉野艦船工場です

三井造船は一般貨物船だけでなく
玉野では官公庁向けの
艦船建造が多く行われていますウインク

たくさん新造船が並んでいてビックリびっくり
瀬戸内の島らしい岩肌の見えた島を
横目に航行していきます
あっという間に
陸からここまでやって来ましたニコニコ

出港を見届けたところで
船内に戻ります

もちろんこれは欠かせません爆笑

きつねうどん ¥320

四国フェリーグループの船では
各航路の船内の売店にて
うどんを販売していますが
各船値段や味にも違いが有ります

本船は各航路内では最安値、
最安値ながらしっかりとしたうどんで
ボリュームも有りお得ですラブ
うどんを食べて20分ほどしていると
赤灯台が見えてきました

これは、高松港玉藻防波堤灯台です
間もなく高松入港ですキョロキョロ

赤レンガ風ですが
全体が赤っぽいガラス張りで
全体が赤く光るという機能付き爆笑


四国汽船のドック代船として運用中の
瀬戸内観光汽船の「フェリーひなせ」
とも反航ウインク
フェリー乗り場はすぐ目の前ですニコニコ

高松駅を中心とした
都会的な街並み
サンポート高松も姿を見せます
ここから最大の見せ場、
港内大旋回が始まりますニコニコ

宇野側で
車両をオモテから積み込んでいる為、
高松ではトモ着けの必要が有ります


岸壁ギリギリでぐるりと旋回する姿は
迫力が有りますびっくり

ちなみにサンポートの岸壁に客船等が
居てもこれは行われる為、
岸壁や客船ギリギリで
旋回が行われて
さらに迫力が有ります爆笑

ランプウェイが下ろされて
無事高松港に着岸しましたウインク

12時55分、定刻での着岸




着岸後はすぐに下船となりました

ずっと乗りたいと思っていた
宇高航路に乗る事が出来て
大満足でしたラブ

四国フェリーの中では旅客数も少なく
厳しい状況に変わりなく
便数も少なくなってきていますが
歴史ある本四連絡航路「宇高航路」を
頑張って維持して欲しいと思いますニコニコ

ありがとうございました爆笑




第一しょうどしま丸

2000年9月25日 竣工 

2000年9月25日 就航


999総トン

全長 68.26m

幅 14.3m

深さ 3.69m


主機 ニイガタ 6M30BFT×2 2646kW

航海速力 13.5ノット

最高速力 15.6ノット


車両積載数 トラック(8t換算)20台

旅客定員 490名


讃岐造船鉄工所 建造