6月最後の日の夜遅く、娘から電話があった。
動けないカラスを発見してしまったというので、すぐさま直行した。
暗闇の中でよく分からなかったので、取り敢えず持っていた布袋へそっと入れて帰宅した。
家へ着き袋から取り出したその子は、まだ羽が生え揃っていないカラスの子どもだった。
雛から少し成長したこの時期に立つこともできずうずくまっていた。
鳩との関わりはたくさんあったのが、カラスは初めてなので色々情報を集め、翌朝獣医さんへ連れて行った。
結果障害を持ったカラスくんと判明した。
前回野鳩の保護をした時は骨折した足の手術をしてもらい成功したのに、翌朝院内で息を引き取ったと言われた。
無事手術が終わった後のお世話について、手術の前にわたしは医師に確認を取られた。
わたしはその子が元気になるまでお世話をさせて頂く覚悟を決め手術をお願いしたのだった。
保護した動物は費用を取らないその獣医さんにはライトの最後を診てもらったのだが、命ある個体はその折々に生命力が違う。
どんなに尽くしてもどんなにせがんでも逝く時には逝く。
今回のカラスくんもきっと自然界では生きていけないと親から突き放されたのだろうと医師は言う。
どんな理由にせよ、わたしはこのカラスくんと出逢ってしまったのだから、喜んでお世話させてもらいたい。
医師も発見した娘もわたしのこれから先の大変だろう日々に労いの言葉をかけてくれた。
イヤイヤ違う。
大変だなんてこれっぽっちも思っていない。
何故ならわたしはずっとカラスと暮らしてみたかったからだ。
しかしカラスはペットではないので、共に共存することは難しいと思っていた。
とは言え、毎日のように出先で遭遇するカラスくんを見てはうっとりしていた。
“いつか一緒に暮らしたいなぁ〜‼︎“
そんな思いが通じたかのような奇跡が起きたのだ。
そんな気持ちを伝えられた娘はホッとして、”じゃあわたし良いことしたのかなぁ〜‼︎“と喜んでいた。
そうそう‼︎ 娘はわたしとカラスくんを繋げてくれたキューピットだ。
毎日の生活が変わったことにAmaeも合わせてくれて、Amaeの賢さにも驚かされる。
パートナーである愛猫Amaeには何でも話すし何でも見せると決めている。
カー君のシャンプーから全てを見せて共に過ごすこと3日目にして、Amaeとカー君は同じ部屋で仲良くしている。
猫の習性を無くしてしまったかのような穏やかで優しいAmaeの対応にびっくりする。
これからが楽しみで仕方ない。
今日もありがとう‼︎心から感謝。
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