現在、2歳の息子、甘えんぼ将軍。

2歳6ヶ月で、自閉症スペクトラムの診断を受けました。2歳1ヶ月から、療育に通っています。

今回は、初めて、病院で甘えんぼ将軍の発達相談をしたときのことを書こうと思います。



甘えんぼ将軍は、1歳半検診で引っかかり、紹介状をもらいました。


その翌日、私は、発達外来の予約をしようと、病院に電話をしました。



でも。

3ヶ月先まで、予約がいっぱいでした。



よく、他の方もブログ等に書いていらっしゃいますよね。

数ヶ月~1年先まで予約いっぱいって。



でも。

私の住んでいる市は、人口が数十万人規模の地方都市。政令指定都市でもありません。

移動手段は主に車で、地下鉄なんて通っていません。

電車もJRのみ。

普通に、田舎です。



だから、そんなに予約でいっぱいなんて、思っていませんでした。





だけど、幸いなことに、受付の方が、

通常の診療時間内に、一度来院してみませんか?

もちろん、発達のカウンセリング程の時間はとれませんが、ご心配でしょうから、先生と少しお話してみてはどうですか?

と、言ってくださいました。



1歳半検診で引っかかり、そのときの認定心理士さんとの面談で、私はとても不安で不安でどうしようもなかったので、それだけで、少し安心しました。



さっそく、その日のうちに、紹介状を持参して受診しました。


 

発語について

先生から、

お母さんが、先回りしてお世話をしていませんか?

先回りし過ぎると、言葉を話さなくても、子供は困らないから、言葉の遅れに繋がることがあります。

お茶や食べ物を欲しがる時も、子供が要求するのを待ってみてください。

お母さんは何が欲しいか分かっていても、わからないふりをしてみてください。「何が欲しいの?」といちいち聞いてみてください。

と言われました。



確かに…私は、なんでもすぐにやってしまっていたな…

と思いました。


それから、

食事の時は、お子さんの横に座るよりも、対面の方が良いです。対面で、「ごはん」「豆腐」等、口を大きく開けてゆっくり発音してみてください。

食事以外でも、単語を教えるときは、口を大きく開けてゆっくり発音して、お子さんに口の動きを見せてください。

とも仰いました。



その後。

このアドバイスを受けて、口を大きく開けてゆっくり発音を実践してみたのですが…



甘えんぼ将軍は、私の口元を見ていませんでした。



口元…というか、私が単語を言っても…

そもそも、私の方を見ていないことに気づきました。



ずっと物の方を見ていました。




 

指差しについて

それから、先生は、

指差しをしないからといって、それだけをとって、おかしいということはないです。

お子さんにとって、必要がなければ、指差ししないこともあります。

だいたい8割くらい子は指差しをしますが、指差ししなくても普通に成長する子もいます。

と話してくれました。



甘えんぼ将軍は、指差しはしませんが、私の目を見ていました。


1歳2ヶ月頃から、読んで欲しい絵本のページを開いて、私を見てニコッとしていました。

私がそのページを読むと、別のページを一旦開いて、また好きなページに戻ってから、私を見てニコッ。

これを繰り返していました。



だから、先生の話を聞いたとき、

甘えんぼ将軍は、指差しが不要だと思っているタイプなのかな。アイコンタクトとれるし。

と、少し安心しました。



それから、先生は、

指差しを教えたいのなら、お母さんが指差しの動作をかなりオーバー気味にしてみてください。

その方がわかりやすいと思いますよ。

と教えてくれました。



ちなみに。

その後の指差しについては、以前書いたとおりです。




 

テレビについて

先生から、テレビは見せていますか?と聞かれました。



この頃、実は、かなり見せていました。



ディズニーの英語の教材を購入していたので、教材のDVDをほぼ一日中かけ流していました…。



先生から、

あー、テレビはダメです。

できるだけ、テレビや動画は見せないでください。

テレビは一方通行で、コミュニケーション能力が育ちにくくなります。

絵本が良いです。絵本を一緒に、指差ししながら読んであげてください。

この時も、口も大きく開けてゆっくり発音してくださいね。

と言われました。



そのため、このあと、2歳になるまでDVDは封印。

テレビは時々、朝のシナぷしゅを20分程見せるくらいにとどめました。

甘えんぼ将軍が起きている間は、ほとんどテレビをつけない生活を2歳になるまで続けました。



でも、結局、2歳半を過ぎた今も、言葉はないままです。


 

療育について

それから。

私は、心配もあって、何か言葉の教室~みたいなものに通ってみた方が良いのかと尋ねました。


先生は、

2歳までは、言葉も含め発達の個人差がかなり大きいです。

1歳半で遅れていると思われている子でも、急にグッと発達してくる子も多いです。

それと、療育を始めるのも、私は2歳を過ぎてからが良いと思います。1歳代で療育を利用しても、泣いてる子をあやして終わる、みたいになってしまうことが多いです。

2歳までは、親子の関係をしっかり築く時期ですから、まずはテレビを消して、親子でコミュニケーションをとって過ごすようにしてください。

と仰いました。





   



初めて受診したときは、このような感じでした。


ほんの5~10分未満くらいでしたが、それでも、とりあえず受診できたことで、ちょっとだけ気持ちが楽になりました。


この日、半年後の2歳の誕生日のあとの日付で、発達の受診予約をして帰宅しました。