蝶人狂言綺語輯&バガテル―そんな私のここだけの話第338回
1)異業種交流会/幹事のあいさつ
お忙しい中をようこそいらっしゃいました。*1
私は「21世紀ハイブリッド研究会」の幹事を務めさせて頂いております柳沼と申します。よろしくお見知りおき下さい。当会も、本日で通算15回目の定例ミーティングを開催することができ、誠にご同慶の至りであります。
さて「21世紀ハイブリッド研究会」は、異業種の方々のために設けられた情報交換、相互研鑚、切磋琢磨の場でありますが、*2
急変する国際情勢に迅速に対応するため、このほど各国大使館のご好意によりアジア、欧米諸国のメンバーとりわけ米国と中国の企業経営者や科学技術者の方々に大きく門戸を開き、とかく国産メンバー偏重であった当会の自己変革と構造改革をさせて頂くことになりました。
21世紀の雑種文化をたくましく育てようというのが当会設立の趣旨ですが、おそまきながらそのポリシーを海の外にも拡大し、真にグローバルな異文化異業種大交流の会へと進化させたいと考えます。*3皆さまのなお一層のご支援ご協力をお願い致します。
○ アドバイス
* 1異業種交流会も数多いが、とかくマンネリに陥る危険がある。そこで幹事さんは一計を案じて新たなプランを練ることにしたのである。
* 2つねにネットワークを更新し国内外を問わず新鮮な情報源をグローバルに添付することこそ会の発展強化につながると幹事は考えたのである。
* 3以下、海外メンバーの紹介が続く。
2)異業種交流会/参加者のあいさつ
こんにちは、私はインドからやって来たサタジット・ネールです。*1
デリー大学でIT関係のソフトウエアの勉強をしたあと、この春の新学期から東京工業大学の情報工学研究室の助手をしています。まだ日本語がうまく話せませんがどうぞよろしくお願いします。*2
私たちの国インドは、21世紀の国家政策として政府がIT立国を宣言し、ここ数年インターネット電話サービスや光ファイバー網の整備に乗り出し、国家予算の多くをITのインフラ整備と技術者の養成に振り向けています。パソコン所有者は、2005年には3500万人となり、ネット関連市場は中国に次ぐスケールに成長するはずです。GM、AT&Tなど米国の大手企業と提携した携帯や衛星回線事業も盛んです。*2
私は世界でも有数の経済大国でブロードバンド時代のデジタル・コミュニケーションとりわけBtoB、BtoCの電子商取引についてのソフトを研究し、将来日印両国のITの掛け橋となりたいと念願しています。どうぞよろしくお願いします。
○ アドバイス
* 1これは珍しくもIT立国を目指すインドのエリート・テクノクラート参加者のスピーチである。まず参加者は、簡単な経歴と現在の仕事、を簡潔に伝えること。
* 2メンバーへの希望や将来の抱負などがあれば、この場を利用すると今後の活動のてがかりとなるだろう。事実、異業種交流会からは思いがけない収穫が続々生まれている。
聞くたびにヘドが出てくる「新しい生活様式」豚に喰われよ 蝶人