2023年8月21日、NHKBS103で「ベルリン・フィル ワルトビューネ・コンサート2023 ドイツ・オペラの夕べ」が放送されました。2023年6月24日にワルトビューネ野外音楽堂で催された演奏会の録画です。ワルトビューネ・コンサートは毎年放送されますが、私が気に入った演奏は今まで殆どありませんでした。が、今回は素晴らしく、ブルーレイディスクに保存する価値があります。私の好きなクラウス・フロリアン・フォークト(テノール)を堪能できたからです。フォークトは「現代最高のローエングリン」と絶賛されるドイツの「ヘルデン」テノールですが、透明で美しく澄みきった音域は健在で、R・シュトラウスの歌曲にも痺(しび)れました。フォークトは2007年7月31日、バイエルン州立歌劇場(ミュンヘン)で生の声を堪能しました。ペーター・シュナイダー指揮バイエルン州立歌劇場管弦楽団のワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」でした。フォークトはヴァルター・フォン・シュトルツィング役でした。詳細は下記の私のブログをご覧ください。

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2023年4月にベルリン・フィル初の女性コンサートマスターになったヴィネタ・サレイカ=フォルクナーVineta Sareika-Völkner)も新鮮な驚きでしたし、ネルソンス指揮の管弦楽曲も楽しめました。終曲の「ベルリンの風」ではフォークトがホルンを吹き(彼は歌手になる前はハンブルク・フィルのホルン奏者でした)、ネルソンスがトランペットパートに入る(彼は元ラトビア国立歌劇場管弦楽団の首席トランペット奏者でした)など微笑ましい演出でした。

曲目:

ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」から序曲  森を過ぎ野を越えて(フォークト)

ワーグナー: 歌劇「ローエングリン」から第3幕序奏  ・はるかな国に(フォークト)・愛する白鳥よ(フォークト) リヒャルト・シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」  ・セレナード作品17第2(フォークト)・なつかしいおもかげ作品48第1(フォークト)・ツェチーリエ作品27第2(フォークト) リヒャルト・シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」組曲  ・あすの朝作品27第4(フォークト) パウル・リンケ: ベルリンの風

テノール: クラウス・フロリアン・フォークト(Klaus Florian Vogt

管弦楽: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(Berliner Philharmoniker)

指揮: アンドリス・ネルソンス(Andris Nelsons)

 

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