2020年9月27日深夜、NHKBSプレミアムシアターでヘンデルのオラトリオ「メサイア」が放送されました。モーツァルトの編曲版(K.572)です。モーツァルトが編曲したドイツ語版のメサイアは滅多に演奏されることがないので大いに期待し、BDレコーダーに録画しました。

<出 演>

ソプラノ: エレナ・ツァラゴワ

アルト: ヴィープケ・レームクール

テノール: リチャード・クロフト

バス: ホセ・コカ・ロサ

<合 唱>ウィーン・フィルハーモニア合唱団

<管弦楽>ルーブル宮音楽隊

<指 揮>マルク・ミンコフスキ  <演出・舞台美術・照明>ロバート・ウィルソン

収録:2020年1月21・23・26日 モーツァルト劇場(ザルツブルク)

録画されたものを観賞してビックリ!演奏は大好きなマルク・ミンコフスキと古楽器のルーブル宮音楽隊、ウィーン・フィルハーモニア合唱団、ソリストも粒ぞろいで素晴らしかったのですが、ロバート・ウィルソンの演出が下劣でした。冒頭から十字架にかけられる前の主イエズスと思しき男性が踊りだします。続くテノールのリチャード・クロフトのメーク(化粧)が劣悪、おまけに歌い終わると客席に向かってアカンベェ、と長い舌を出す。ハレルヤコーラスも写真のごとく、昇天された主イエズスの象徴なのでしょうか、宇宙飛行士が出てきました。冒涜です。にも拘らず、演奏会が終わると、聴衆から大きなブラボーが。ブルーレイディスクにダビングして保存しておくかどうか思案中です。2004年12月24日の鈴木雅明・バッハ・コレギウム・ジャパン「聖夜のメサイア」のほうが断然よかったような気がします。(写真はphilharmoniachorwien.atから借用しました)

マルク・ミンコフスキ。だいぶお年を召しましたが演奏は相変わらず素晴らしい。

 

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