奇跡というのはたんなる思いこみ

 

 

前回のブログ【肉体の浄霊では難病、奇病が治ることも】では、肉体にとりついつた悪霊を浄霊することで病気や身体の不調が治ることもある、というお話をしました。

 

ただこの話は、あやしい霊感商法やうさんくさい宗教があふれている現状ですから、にわかには信じられない、という人も多いのではないでしょうか。

 

もちろん、信じるか信じないかはあなた次第なのですが、人間が『奇跡』と言っているような現象でも、実際はそれ相応の原因や理由があるものなのです。

 

仏教では、これを『因果』と言います。

 

ものごとにはすべて原因があって、結果がある、ということですね。

 

 

ですから、『浄霊や祈祷で病気が治る』と聞いて、その根拠を確かめることもなく、すぐにインチキだ、悪徳宗教だ、霊感商法だ、と決めつけるのは早計なのです。

 

まあ、物品を売りつけるのは、99%以上が悪徳商法ですけどね。

 

 

少なくともわたしの浄霊で難病、奇病が治ることがあるというのは、神の奇跡といったようななんの根拠にもならない言いはりではなく、ちゃんと論理的に説明のつく現象なのです。

 

そこで今回は、浄霊による病気治し、これを神霊治療、心霊治療とも言うこともありますが、その原理についてお話ししていきたいと思います。

 

 

 

病気の多くは文字どおり気持ちの病(やまい)

 

前回のブログで、わたしが浄霊を施して

 

『歩けなかった人が歩けるようになる』

 

『動かなかった手が動かせるようになる』

 

みたいなことは、ふつうにあると書きました。

 

 

これを読んで、

 

『そんな奇跡みたいなことが、そうそうあるわけないじゃないか』

 

と思われた方もいるかもしれません。

 

 

でも、身体のマヒだけでなく、その他の難病、奇病も同様なのですが、それが治るというのはたいして珍しいことではありません。

 

もちろんそれは、さきにも述べたように奇跡でもなんでもなく、ちゃんとした根拠もあります。

 

なので、その根拠についてこれから解説していこうと思いますが、そのまえにまず、あなたのあやまった思いこみをとりはずすお話をしておきましょう。

 

 

あなたが完全な健康体だとして、

 

『わたしは、あなたの身体をマヒさせて歩けなくさせることができる』

 

と言えば、あなたは信じられるでしょうか。

 

 

スピリチュアルやオカルト、サイキックなどに興味のある方でしたら、

 

『催眠術か呪術かをつかうんでしょ』

 

と思われるかもしれませんね。

 

 

でも、そんな催眠術がかかるのはせいぜい100人に1人ぐらい、呪術で歩けなくさせるとなると何千人に1人ぐらいなものでしょう。

 

 

わたしの方法は、そんな不確実なものではありません。

 

催眠術とは反対に、たぶん100人中99人には効果があるでしょう。

 

 

と言ってしまうと、わたしがなにか特別なサイキックパワーや神通力をもっているのか、と思われたかもしれませんが、もちろんそんなわけではありません。

 

 

もったいぶらずに種明かしをすると、わたしの方法とは、

 

【高層ビルのあいだに板をかけてそのまんなかにあなたを立たせる】

 

というだけです。

 

カイジという映画でそんなシーンがありましたね。

 

大金がかかると命がけのド根性で歩いて渡れる人もいるかもしれませんが、なにもないのにいきなりそんなところに立たされたら、ほとんどの人は足がすくんで動けなくなることでしょう。

 

 

『そんなのあたりまえじゃないか』

 

と思われた方もいるかもしれませんが、べつにひっかけ問題としてこんな話をしたわけではありません。

 

 

なによりもあなたに認識してもらいたかったのは、

 

【肉体的になんの問題もない完全な健康体の人でも、精神的なものだけで身体がマヒしてしまう】

 

という事実なのです。

 

もうすこしこの現象をくわしく説明すると、これはたんに恐怖で身体を動かすことができないということではなく、『はやくここから逃げなきゃ』と頭では思っていても、本当に身体の運動機能がマヒして歩けなくなってしまう、ということなのです。

 

完全な健康体の人が、一瞬にして身体マヒにおちいってしまうんですよ。

 

すごくないですか。

 

 

このような現象は高所恐怖だけでなく、対人恐怖や視線恐怖、不潔恐怖、パニック障害などの神経症や摂食障害、不登校、引きこもりなどとしてあらわれることもあります。

 

まわりの人間からすると、『たんなる心の問題なんだから、気にしなければ治せるじゃないか』と軽く考えられがちですが、本人にとっては自分でそうしようと思っても、身体が言うことをきかないんですね。

 

これは、元気な身体をもっている人でも地上100メートルの板のうえでは歩くことすらできない、というのとまったくおなじことなのです。

 

 

もっと言えば、プロスポーツ選手ですら、イップスといって精神的なものから、急に素人以下のパフォーマンスしかできなくなったりすることもあるのです。

 

 

つまりこれほど、心(精神)というのは、人間の身体に影響をあたえているのです。

 

にもかからわず、ほとんどの人がそんな心の超強力な影響をかるく見ているんですね。

 

だからまず、浄霊で病気が治る根拠を示すまえに、あなたにこの事実をちゃんと認識しておいていただきたかったのです。

 

 

もうすこし心と身体、病気の関係についてみておきましょう。

 

人間の心、精神というのは、筋肉に対してマヒだけでなく、痛み、しびれ、コリ、張りを引きおこすこともありますし、身体の中身、すなわち脳や内臓にまで機能異常を引きおこすこともあります。

 

・頭痛

・めまい

・吐き気

・不眠

・難聴

・耳鳴り

・脱毛

・白髪

・過呼吸

・自律神経失調症

・消化器系の病気(胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、便秘、下痢など)

・心臓病

・高血圧

・糖尿病

・免疫力の低下による感染症

・ガン

 

 

挙げていけばきりがありませんが、これらは西洋医学でも精神的なものがその一因であると認められている病気や症状のほんの一例です。

 

もちろん、精神的なものとそのほかの要因が複合しておこっているケースもありますし、ストレスや精神的なもの単体で引き起こされていることもあります。

 

病院で検査をしてこれといった原因が見つからない場合は、たいていストレスなど精神的なものからきていると診断されてしまうのですが、それほど心が身体におよぼす影響のおおきさについては西洋医学でも常識になっているということなのです。

 

 

このような事実を踏まえると、どれだけ検査しても原因がわからない難病、奇病は、西洋医学の分野というよりも、精神医学のとりあつかい分野であるケースが圧倒的に多いということがわかるでしょう。

 

 

どうですか。

 

病院で治らないものが、カウンセリングや浄霊などで手も触れず、薬も飲まずに治ったということが、奇跡でもなんでもなく、むしろ、ごくふつうのことであるということがおわかりいただけたでしょうか。

 

それから、オマケの理由としては、病気になった人はまずは病院に行くので西洋医学で治る病気の人は、もう治っているのでカウンセリングや浄霊を受けにくることはないのです。

 

ですから、最初から相談者のほとんどが西洋医学では対象外の精神医学の治療を必要とする人たちなのですから、高確率で治るのは奇跡どころかむしろ必然だとすら言えるでしょう。

 

 

ただし、病気の多くはどんどん進行、悪化していくものなので、手遅れになってしまっていた場合は、それこそ神の奇跡に期待するしかないことは西洋医学でも精神医学でも、浄霊や心霊治療でもおなじです。

 

 

悪霊によって病気が引き起こされる原理

 

人間の心がさまざまな病気を引きおこすということは、ご理解いただけたことと思います。

 

『それなら浄霊よりも心理カウンセリングのほうがいいんじゃないの』

 

と思われた方もおられるかもしれませんね。

 

もちろん、それも間違いではありません。

 

 

ただし、ものごとにはすべて原因があって結果があるのです。

 

ですからその原因が、本当に本人の心の持ちようや精神的なものにあるのであれば、心理カウンセリングが正解だと言えるでしょう。

 

ですが、おなじ精神的な問題であっても、それが本人の心の持ちようと関係なく起こっているとしたら、その限りではありません。

 

 

以前、悪霊は人間の心(意識、精神)をコントロールすることができるため、車の運転中になにかに気をとらせて事故を起こさせたり、ふとした出来心で犯罪を犯させたりすることがある、という話をしましたね。

 

そのように瞬間的に心をのっとることもできますし、長年にわたってとりついて、つねに不安感や焦燥感、圧迫感、倦怠感、その他のストレスをあたえ続けたりすることもできるのです。

(なぜ悪霊が人間の心をコントロールできるのかについては、脳神経系の生理学から解説しなければならず、とても長くなるのでまたべつの機会にお話しします)

 

ですから、さきに挙げたようなさまざまな病気が悪霊によって引き起こされているということは、往々にしてあるのです。

 

また、視線とか不潔とかなにかを極端に怖がる○○恐怖といった神経症、死にたいという思いにとらわれ続ける希死念慮、拒食、過食などの摂食障害は、ちょっとしたきっかけでふいにおこってくることが多いのですが、じつはこれらも霊査してみると、本人の心の問題というよりも悪霊にとりつかれておこっているケースが多くあります。

 

というわけで、悪霊によって引き起こされている病気には、心理カウンセリングよりも浄霊をするということが根本解決のカギとなってくるのです。

 

 

肉体の浄霊には2種類のエネルギーが必要

 

それでは、いよいよ『なぜ浄霊で病気が治るのか』という問いの核心に迫っていきましょう。

 

肉体にとりついた悪霊の浄霊には、生命エネルギーをもちいるということは前回のブログでお話ししましたね。

 

 

病気の根本原因となっている悪霊、とりついた人の心身をコントロールして肉体を病ませている悪霊を強力な生命エネルギーで浄化することによって、まずは健全な精神状態をとりもどすことができます。

 

自己浄霊や一般的な除霊、浄霊であれば、これで終わりです。

 

肉体的な健康がとりもどせるかどうかは、健全な精神状態をとりもどした本人が健康管理や生活習慣の見直し、運動などでがんばって、自身の生命エネルギーをたかめて病気を克服していくことが必要になります。

 

 

それに対してわたしのおこなう浄霊は、肉体にとりついた悪霊に対しては石切劔箭(いしきりつるぎや)神社のパワーをもちいているので、悪霊を浄化するだけでなく、肉体の健康を増進させる生命エネルギーも同時に対象者に注ぎこむことになります。

 

なぜそれができるのかというと、石切劔箭神社はその名前のとおり、岩をも切り裂くするどい剣とどんな悪霊をも射抜く矢という、2種類の強力なエネルギーをもっているからです。

 

これは、腫れ物を断ち切ってしまうほど強く肉体に作用する生命エネルギー(劔、剣)と、どんなにつよい悪霊をも浄化してしまう神霊エネルギー(箭、矢)ということになります。

 

 

つまり、わたしの浄霊は霊的な面と肉体的な面の両方に強力に作用するエネルギーをもちいているのです。

(さらに、それにプラスして宇宙おおもとの神霊エネルギーもあわせているのですが、それについてはまた今度お話しします)

 

 

ですから、その場で身体の不調が軽減したり、回復したりすることもあるというわけです。

 

 

そしてもうひとつ、わたしの浄霊では悪霊だけでなく、対象者の想念までも浄化させるべく対象者の幽体にもエネルギーを注ぎこみます。

 

霊というのは、おなじ波長をもつもの同士がひきあうということは、以前お話ししましたね。

 

ですから、そもそも悪霊にとりつかれたということは、本人自身も同様の悪想念をもっているということなので、それを浄化しないかぎりつぎつぎとおなじような想念をもった悪霊がよってきて、根本解決にはならないのです。

 

そのため、本人自身の幽体のなかにある悪想念も浄化する必要があるのです。

 

 

もちろん、人間のほうは単一の想念だけで幽体が占められているわけではなく、雑多な想念がうずまき、こびりついているので全体を浄化することはできません。

 

ただ、病気の原因となっている悪霊とおなじ種類の想念に対しては、おなじエネルギーをもちいて両方同時に浄化することが可能なので、そうすることで、より一層効果が高まるうえ、すぐの再発も防げるというわけです。

 

 

さらにダメ押しとして、肉体を宇宙の波動とシンクロさせる技法も教えています。

 

これは直接は霊的な意味あいのものではなく、物質レベル、肉体レベルで宇宙からの生命エネルギーを得て健康を回復、維持増進するための技法になります。

 

地球上の動物、植物は宇宙の波動にしたがって生きることで健全な成長がうながされるようになっています。

 

そして、宇宙の波動からはずれるほど健康は損なわれていきます。

 

ですから、野生の動植物ほど自然に宇宙と同調しているので健康に生きていますし、野生から遠くはなれた生活をしている人間ほど宇宙の波動からもはずれているので病気や身体の不調が絶えないのです。

 

そこで、宇宙の波動からはずれまくっている肉体を宇宙の波動とシンクロさせる技法を実践してもらうことで、浄霊の効果にくわえて、ますます肉体の健康回復はうながされるというわけです。

 

 

この宇宙の波動と肉体とを同調させる技法というのは、本来ヨーガの技法なのですが、たんなる柔軟体操やダイエット法になってしまった現在のヨーガには、残念ながらその片鱗ものこっていません。

 

なので、ただしいヨーガについても、また解説したいと思います。

 

 

わたしの浄霊に話をもどすと、悪霊の浄化、対象者の想念の浄化、肉体に対する生命エネルギー供給、宇宙の波動との同調と、4つの面を同時進行でおこなっていくので劇的な症状回復もとくにめずらしいことではないのです。

 

 

なお、とりついている悪霊は一体だけということはあまりなく、たいてい複数になります。

 

そして、浄霊後の霊たちはどうなるのかというと、成仏、解脱できて人間界から離れて神の国にはいるものもあれば、善霊となって人間界や天界にとどまって、とりついていた人をまもってくれる守護霊となるものもいます。

 

なので、そんな守護霊のおかげで病気の回復がめざましいものになったり、危険や災難にみまわれることがなくなったり、人生がとてもうまく回りだしたりするようになる人がほとんどなのですが、そんな充実した人生を維持できるかどうかは本人の心がけしだいになります。

 

調子よく過ごしているうちにおごりが出てしまい、守護霊がはなれていってしまって、ふたたび想念に応じた悪霊にとりつかれてしまうことも多々あります。

 

 

ですから浄霊を受けようとする人は、すべて人まかせというのではなく、自分のこれまでの生き方、心の持ち方をしっかりと反省して、自身の幽体にこびりついている悪想念を浄化させるぐらいの覚悟をもつことと、守護霊になってくれるであろう悪霊に対しても感謝と謙虚な心をもって臨むことも、浄霊で人生を劇的に変えるために必要なことだと言えるでしょう。