《自分の欲しいものを思いのままに

手にいれることが、幸せな人生を

おくる絶対条件なんだ》

 

と考えている人が多いからでしょうか。

 

引き寄せの法則が一大ブームとなってから、

 

『富をもたらす成功法則』

『願いをかなえる宇宙の法則』

 

といったような本が

たくさん書店にならんでいて、

どれもかなり好評のようです。

 

 

内容的にはどれも似たり寄ったりで、

 

【潜在意識に強くイメージしたことが

現実化される】

 

といった心の法則を説いたものですが、

実際にそこそこの効果があるところが

人気となっているようです。

 

しかし、運命学とスピリチュアリズム

(神霊学)を長年にわたって研究して

きたわたしの見るところ、

 

『願望実現=幸せ』

 

となっているよりも

 

『願望実現=不幸、災難』

 

となっている人が多いようです。

 

 

そして、達成した願いごとの

おおきさに比例して不幸の度合い

もつよく現れています。

 

典型的な例でいえば、

故スティーブ・ジョブズ氏ですね。

 

引き寄せの法則をつかって

世界有数の大金持ちになりながら、

引き寄せの法則でガンを治そうと

して手遅れになって亡くなって

しまいました。

 

これらの法則を実践してみようと

思っている人やもうすでに実践して

願いをかなえてしまった人たちは、

そんなことは信じたくないかも

しれません。

 

でも残念ながら、これは運命学的にも

神霊学的にもちゃんとした根拠がある

ことなのです。

 

それはスピリチュアリズム(神霊学)

の代表的な教科書ともいえる聖書を

読めば、ちゃんとわかります。

 

そこで、真の成功法則をお伝えするべく

聖書やキリスト教についてこれから

お話していく予定にしているのですが、

その前にまず運命学の観点からも、

 

『引き寄せの法則がなぜ危険なのか』

 

についてお話しておきましょう。

 

 

引き寄せの法則は運気のバランスをくずす 

 

最初に結論をひとことで言うと、

『成功の法則』や『願望実現の法則』、

以後まとめて“引き寄せの法則”と

よびますが、これらはじつは

 

運のうつしかえをしているだけ

 

なのです。

 

 

運にはおおまかに分けると、

 

金運

仕事運

健康運

家庭運

恋愛・結婚運

 

などがあり、人にはそれぞれもって

生まれた運勢があります。

 

この運勢とは人生のデザイン原案、

デッサンみたいなものであり、

基本的な人生の設計図になります。

 

人によってある面では恵まれていても

べつの面では苦労するといったように、

それぞれの人生模様がおおまかに

描かれているのです。

 

さらに、それをきわ立たせるのが

運気であって、これらは人生を彩る

絵の具のようなものになります。

 

このように、

基本の運勢とそれを肉づけする運気

とで人生がきまってくる

のです。

 

たとえば、

お金には恵まれているけれど病弱

 

美男(美女)であるけれど、

なぜか異性に縁遠い

 

仕事はうまくいかないけど、

つき合う異性に不自由しない

 

といったような人たちは、

運勢のよわいところを

運気でカバーするということが

できていないのです。

 

割合としては、このような人が

一番おおいようです。

 

 

たいした努力をしなくても人生全般

そつなく楽しくこなしていける人

 

裕福であたたかい家庭に育ち、健康で、

容姿端麗で、理想の伴侶にもめぐり合い、

苦労知らずのまま一生を終える人

 

このような人は少数派ですが、

良好な運勢をもって生まれたうえに

旺盛な運気で色づけされている人

だといえます。

 

 

なにをやっても失敗ばかりする人

 

絶えず病気やケガ、災難に

見舞われている人

 

いつもつきあう相手にひどい目に

あわされている人

 

などは、もともとの運勢も悪いうえ、

運気の量も極端に乏しい人ですが、

じつはそこそこおおくいます。

 

 

運は時間で変化する 

 

ただ人生は長期にわたって続くもの

なので、運勢は一枚の絵ではなく、

絵巻物のように年単位や月単位で

変化していきますし、運気の量も

時とともに増えたり減ったりして

います。

 

ですから、おなじ人でも時期によって、

やることなすことすべて失敗したり、

なにをやっても大当たりしたりする

ようなことがあるのです。

 

このように

 

人によって、あるいは時期によって

様々に変化する運勢と運気をあわせ

たものを【運命】といいます。

 

そして、一生を通じた人生の良し

悪しは、生まれる前からその人

固有の運勢としてさだめられて

います。

 

これを【宿命】といいます。

 

つまり、お金に苦労する運勢の

もとに生まれた人が、大金持ちに

なることはないのです。

 

これが宿命なのですが、ただし

 

その度合いを決める運気の量は

人の手によってコントロール

することは可能です。


たとえば、お金に苦労する運勢でも

 

衣食住にもこと欠く極貧生活を

おくるのか、

 

人並みの生活をおくりながら、

お小遣いがいつも足りなくてこまる

程度ですむのか、

 

これらは運気によってコントロール

ができます。

 

この

運気のコントロール法が、

風水や各種の占いなどの運命学

なのです。

 

そして、いまとりあげている

引き寄せの法則も運気の

コントロール法のひとつという

ことになります。

 

ただしこの引き寄せの法則には、

運命学と決定的に違うところが

あります。

 

それは、

運命学ではその人の運命を読み、

悪い部分を改善すべく運気を

強めるような工夫やアドバイスを

ほどこすのに対して、

引き寄せの法則は、たとえば

平凡な金運しかない人に

ばく大な富をもたらすように、

ほかに使われる運気を強引に

金運のほうに流しこむ

というところです。

 

たとえて言うなら、

用水路からその両脇にならぶ

田んぼに最適な量の水をバランス

よく配分して流してやるのが

運命学です。

 

それに対して、

ひとつの田んぼだけに用水路の水を

全部ながしこむのが引き寄せの法則

ということになります。

 

我田引水という言葉もあるように、

そんなことをするとほかの田んぼは

干あがってしまいますし、

自分の田んぼも大量の水で

ボロボロになってしまうでしょう。

 

平凡な運気しかない人が引き寄せの

法則を利用して不自然なかたちで

大金を手に入れたりすると、

健康面や家庭面などべつの部分の

運気がとられてしまって、

そちらのほうでおおきな災難や

トラブルを招きやすくなってしまう

のです。

 

 

有名人でも逃れられない引き寄せの法則の恐怖 

 

そしてこれは、引き寄せの法則を

知って実践した人ばかりでなく、

本人が自覚のないままにこの法則を

使っている場合にも、おなじことが

いえます。

 

一流といわれる芸能人やスポーツ選手、

起業家や経営者などは、とくに心

(イメージ)のつかい方がうまいものですが、

それがアダとなって、専門分野では大成

するものの、ほかの面ではまったく

恵まれないという人が多いものです。

 

このように、世にもてはやされている

『成功の法則』や『願望実現の法則』

というのは、けっして幸せを保証する

ものではなく、ときとしてたいへんな

悲劇をまねく不幸の法則にもなりうる

とても危険なものだったのです。

 

でも、

『それなら人間は豊かさや幸せを

求めてはいけないのか』と、

短絡的に考える必要はありません。

 

また、占いや風水などの運命学に

たよって、おおきな不幸にあわない

程度の平凡な人生をおくるだけで

満足しなければならないという

こともありません。

 

むしろ人間は、どんな環境や状況に

あってもけっしてゆらぐことのない

最高の幸せと満ちたりた人生を

求めるべきであり、そのためにこそ

生まれてきたのです。

 

ただその幸せとは、けっして願望実現

とイコールでないことを知って

おかなくてはならないということです。

 

 

真の成功法則とは 

 

運命学的にみても、

引き寄せの法則やその他の成功法則、

願望実現の法則は、危険なものだ

ということがわかりました。

 

それでは

“願望実現=幸せ”

でないとすると、幸せを手に入れる

ためには一体どうすればよいので

しょうか。

 

さきに田んぼの例をだしましたが、

幸せとは、たくさんある運勢という

田んぼすべてに適度な量の水が

流れている状態だと言えるでしょう。

 

水が多すぎても少なすぎても

田んぼはかれてしまい、ゆたかな実り

はのぞめないでしょう。

 

 

運命学的にいえば、金運、仕事運、

健康運、家庭運、恋愛・結婚運など

すべての運勢にバランスよく運気が

流れて、はじめて幸せな人生が

おくれるのです。

 

ただ残念ながら、これはあくまでも

理想であって、実際には占いや風水

といった運命学に運気のバランスを

完璧にととのえるような技術は

存在しません。

 

なぜなら

最高レベルの運命学といえども、

しょせんは人間の知恵の代物ですから、

雨の量や天候が人間にはコントロール

できないように、完璧なバランスで

運気の配分をする、というのは

至難の業だからです。

 

 

運命学より神霊学(スピリチュアリズム) 

 

ただ運命学が力不足だからといって、

ほかに完璧な幸せを手に入れる方法が

ないわけではありません。

 

安心してください。


スピリチュアリズム(神霊学)では、

どんな人間でもかならず幸せに

なれる方法が、ちゃんと体系づけ

られています。

 

ですから、もう占いや風水のような

不完全な運命学は必要ないのです。

 

 

わたしのHP

天地真理オフィシャルサイト

 

では、そんな神霊学に裏打ち

された最高の幸せの法則を

つつみかくさず、お伝えして

います。

 

ただし、これはなにもわたしの

専売特許というわけでは

ありません。

 

仏教、神道、ヒンドゥー教、ユダヤ教、

イスラム教、そしてキリスト教など

世界の代表的な伝統宗教はもとより、

新宗教や民族宗教でも、本物の

神より啓示をうけてはじまった

ものには、どれも一様に人間が

最高の幸せを手にする方法が

語られているのです。

 

それが一般に真理といわれている

ものになります。

 

 

真理は宗教のなかに隠されている 

 

ただ、伝統宗教も民族宗教も

その大半は、権威主義をたもったり、

政治的に利用したりしようと

考える人たちによって

よぶんな教義や儀式をはりつけられ、

本質がおおいかくされてしまって

います。

 

そのため、おなじ真理を神から

啓示されて始まったにもかかわらず、

まったく似ても似つかない

別々の宗教体系になってしまって

いるのです。

 

とくに伝統宗教では、何千年という

歴史のなかで、つぎつぎと

不要な装飾がほどこされていく一方、

必要な本質部分がけずられたり、

教義の片すみに追いやられたりして、

かんじんの真理にいたる具体的な

方法が見失われてしまった観が

あります。

 

これはちょうど、宝の地図を

複雑に描きすぎて、かくし場所が

わからなくなってしまったような

ものです。

 

その結果どの宗教でも、真理に

気づいて本物の幸せを得られるのは、

ごく一部の研究熱心な求道者だけに

なってしまっています。

 

そして大半の信仰者は、悟りも、

心の平安も、真の喜びと幸せも、

なにひとつ手にいれることが

できないまま、悩みと苦しみの

多い人生を歩んでいます。

 

また、そんな宗教組織自体も

真理の伝導者としての役割から

はなれてしまって、冠婚葬祭

業者か、よくて修養団体や

ボランティア団体になって

しまっているのは、皆さんも

よくおわかりでしょう。

 

でも、安心してください。

 

これからわたしが、神霊学、

スピリチュアリズムをとおして

各種の宗教に埋もれている真理を

掘りおこしていきたいと思います。

 

まずは、キリスト教です。

なんと言っても、イエス・キリスト

の御言葉は、とても簡潔に真理を

語っていて、そのまま読んでも

最高の喜びと幸せ、絶対の安らぎと

をあたえてくれる、真の成功法則

になっています。

 

次回は、そんなイエスの福音に

ついてお話していきます。

 

 

 

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天地真理オフィシャルサイト

には、より詳しく真理について

書いていますので、早く知りたい

という方はご参照ください。