もう一つダラダラと。



ホセの人生、実は未完の脚本。
脚本家・冴嶋はホセの未来を上杉に苦しめられた魂たちに委ね、
魂たちは自ら過酷な人生を選んだ彼にそれぞれ何かを重ね、一人また一人とホセを助けるべく家族や医者となり転生していくわけなんだけれども。

一番恨んでいたであろう被爆者たちがそれだけではない感情を見つけて転生するのはともかく、家族にもう少し明白な理由がほしかった。
でも、人間の感情ってそんなものなのかなぁ。。



一週間経って今だに燻っております、いろいろと。



ってか10数年前にお見かけしてた方をまた見るとは思わなかった!!←

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さて。ダラダラと続き。



2公演、柏木佑介くんがご縁で観に行ったのだけど、
NVに続き、まさかの二役\(^o^)/
舞台上での複数回にも渡る早着替えも身分の差がある役も見事に演じてくれたし、相変わらずのダンスセンス♡



栄光と絶望。
両極端な人生を歩んだ革命家、上杉とホセ。

原発推進派で被曝者をも利用するゲスい人格ではあったけれど、すべては国の繁栄、国民の為。
何より来世の人生に敢えて冴嶋の脚本を選んだ上杉の本心の重さは計り知れない。
だって、推進派だった自分がそれの被害者になる道を歩むって…。
決して悪ではないんだよね。。
覚悟を決めた上杉の冷め切った表情、抑揚のない口調は今まで観たことのない佑介くんの演技で新鮮だった。
国をも支配するまでになった上杉の全盛期、他国に歓迎されるシーン(多分)でのダンスは笑顔可愛いし、すっごく楽しそうだしで緩みそうになる頬を抑えるのに必死な私。←

一方のホセは、冴嶋の脚本によって転生した上杉の後世。
フィリピンのスラムから出稼ぎの為、原発で働くことになった矢先臨界事故に遭い被曝者に。
正にその瞬間、忘れ物のお弁当を届けにきた妻のリサとの扉越しの慟哭混じりのやり取りがすごく哀しくてツラかった…。
懸命な治療も功を奏さず日に日に衰え変わり果て、そしてその姿を晒して尚自分のような被害者を出してはいけないと訴えるホセ。
(実際はホセの意志を組んだ家族と医療従事者が訴えを起こしたのだけど。)
最後に力を振り絞り叫ぶシーンとかもう!!
佑介くんのブログ読んでまた泣けてきた(´;ω;`)
こっちのターンは涙腺が緩みっぱなしでした。。


ちな、リサは過酷な人生を共に背負うと聞かない上杉の妻の後世。
渡辺瞳さんが演じられたのですが、とても可愛らしくて献身的で、嫁にほしいくらい(灬ˇωˇ 灬)←

若干夫婦さが足りない気もしたけど、可愛らしかったです!

→③

雑なあらすじとかがっつり書いてます。要注意。





人生はすべて天国にいる脚本家によって描かれる。
売れっ子の作家も居れば、まるで売れない作家もいる。
当然、楽で幸せになれる脚本のが人気がある訳で…。
その人生へ生まれ変わりたいが為に人の魂は先の見えないオーディションの列を作る。
今回は真逆、壮絶で未来のない人生を描くてんで人気のない脚本家・冴嶋コーキと、そんな彼の元へ訪れる二つの魂の過去と未来のお話。



ってのがおおまかなストーリー。
いろんな方の感想は見かけてはいたのだけどあんなにド直球だとは思ってなかった。。
正直、描かれた題材がまず人を選ぶ作品だぁと。
臨界事故、被曝。
取り巻く世間の流れ。
原発の賛否。
元にされたであろう事案を思い出したとの話も聞いたし、現実、切っても切れない問題なので良くも悪くも印象強かった。
登場人物は皆どこか利己的だったのと、決して大団円ではない結末が何ともどかしい……。

演出自体はたまに「どうしてそうなった?」っていう疑問はあったけど、【過去と現在】【天国と下界】が切り替わるテンポは良かったし、わだかまる結末含めてメリハリがあって個人的には面白かったかなぁ。

ただ【命あるもの】を【これ】と言い続けていたのだけがどうしてもモヤモヤ…(´・ω・`)
医者、看護師複数人が畳み掛けて言うような流れだったので尚更……。
これは同行者全員一致。
ちょっと残念でした。


→②