時代が平成から令和へと変わりまだ4日しか経っていませんが、ゴールデンウィーク真っ只中というのもあるのか新時代に突入した実感があまりわいていない今日この頃な俺です(^_^;)
そんなわけで、前回のブログで宣言した通り令和最初に待ちに待ったあの作品を観てきましたよ。
「ザ・フォーリナー-復讐者-(2017)」
監督:マーティン・キャンベル
プロデューサー、製作総指揮:ジャッキー・チェン
出演:ジャッキー・チェン、ピアース・ブロスナン
ロンドンで中華レストランを経営し、高校生の娘と2人だけの穏やかな日々を送るクァン。だがある日、その大切な愛娘が無差別テロの犠牲となってしまう。犯人への復讐を誓うクァンは、やがてテロを実行した北アイルランドの過激派組織と繋がりのある大物政治家リーアム・ヘネシーにたどり着くが...。
(allcinema onlineより一部抜粋)
待ちに待った我が心の師父ことジャッキー映画最新作は、完成から2年もの間日本での公開がおあずけを喰らってしまった超シリアス・アクション・ムービーで、「新宿インシデント」以来となるシリアスとバイオレンスがミックスされたドラマ性の強い作品です。
海外の原作ファンからは主人公をジャッキーが演じることに反発する声(原作の主人公はベトナム人という設定のため中国人のジャッキーが演じるのは違和感がある。など)もあったみたいですが、原作を知らない自分にとってはそんなことなどどうでもよく、ただひたすらに作品の完成を待っていました。
他のジャッキー作品とは違いこの作品が製作されると知ってからひたすら期待を抱いていたのには、
①ジャッキーが復讐者となってテロリストと戦うという設定。
②ピアース・ブロスナン&監督マーティン・キャンベルという「007 ゴールデン・アイ」のコンビとジャッキーのコラボレーション。
③今までの作品とは一味違うジャッキーのガン・アクション。
以上の3点に期待を抱き、公開まで待ちに待っていたのです。
そして、昨日やっと念願叶って観に行きましたよ。
いやねぇ、良かった!!
期待通りの作品で、ジャッキーの俳優としての集大成と言えるようなそんな作品でしたよ。
冒頭のシーンで思わず涙が出てしまうほど、切なく悲しいシーンから徐々に壮絶な復讐劇に発展していく流れとか、全編ほぼ無表情で復讐に執念を燃やすジャッキーのさすがの演技力とか、登場人物それぞれの思惑が複雑に絡み合うストーリー展開とか、今までのジャッキー映画とはもうひと味もふた味も違う作品ですごく新鮮な感じもしました。(ちなみにジャッキー映画恒例のエンドロールのNG集もありません。)
ジャッキーとブロスナンによる演技によるぶつかり合いや、いつもとは違いサバイバル戦に特化したジャッキー・アクション、今までにないほど悲壮感漂うジャッキーの演技、複雑な政治背景をバックに描かれるストーリーなど様々な要素を見事に作品におさめた監督マーティン・キャンベルの手腕による功績も大きく、個人的にはジャッキー及びブロスナンそしてマーティン・キャンベルにとってそれぞれの新たなる代表作と呼べる作品だと思います。
長年ジャッキーファンである俺としては、本作は傑作だと思っています。
ただひとつ難点があるのはストーリーが複雑なのでややわかりづらいのと、それによりストーリーの辻褄が合わなくなりかねない誤解を生じてしまうところが見受けられる点です。
その最たる部分がブロスナンの立ち位置で、どういう立場でジャッキーと対峙しているのかが見る側には若干読み取りづらいのと、復讐者というわりにクライマックスまで殺しを一切しないジャッキーの復讐者として非情になりきれないスタンス、そして期待していたガン・アクションが思いの外少なかった点など、多少の不満点もあります。
それでもやはりこの作品が個人的に傑作と思えるのは、作品そのものにある今までのジャッキー映画とは異なる魅力が随所に溢れている点だと思います。
公開初日のレイトショーとはいえ、またゴールデンウィーク真っ只中であるにも関わらず、観客が30人を切っていたのが非情に悲しく残念な気持ちになりましたね。
やっぱりシリアス・ジャッキーはあんまり受けが良くないのかなぁ...( ̄~ ̄;)
それでは、再見。

