このブログで何度もご紹介している、私の好きなことわざ
幸運は準備した者の元に訪れる
実はこのことわざとは真逆の出来事に遭遇したんです
先日訪問したある商社様の営業所にて。
ここの営業所は昨年開設したばかりで、所長のほか営業マン2名の小所帯。
そのうちお一人が別の営業所で十数年来のお付き合いがあります。
今回もその方(Mさん)を訪ねての訪問だったので、基本的な説明を省いて専門的な説明資料を用意して伺いました。
営業所内での説明会終了後にその方と同行営業の予定だったんです。
ところが
その方は別件で同行営業できなくなり、もう御一方と同行営業することになってしまいました
この方は弊社製品のことも弊社のこともほとんどご存じない
弊社の商品を扱ったことの無い方に対しての準備をしてこなかったので、あせりました
この方の担当する大手メーカー様へ向かう車中で簡単にご説明をしましたが大丈夫か
基本的なことを私から聞いたこの営業担当の方、なんと必要と思われる部署を片っ端から回ってくれたんです
しかもアポなし
その中で具体的に発展しそうな部署を訪問した先のご担当から紹介を頂いたなど、何の収穫もなく同行営業が終わることが無かったのは幸いです。
この営業の方の手腕にもよりますが、準備不足だったにもかかわらず一定の筋道はつけられたんですね。
冒頭で述べたことわざの逆説は「幸運は準備していない者の元には訪れない」ですが、準備が足りなかったとしても取り返すチャンスはあります。
ビジネスをしていれば、なんでも順風満帆というわけにはいきません。
完璧な準備と思っても、漏れや抜けがあったり状況が変わったりと万全とは言えないことが起こることはよくあります。
その時どのような振る舞いをするか?
そんな時どのように動くのか?
準備が足りなかったからと言ってあきらめる必要はありません。
“とにかく動く”でもいいし、リスタートしてもいい
肝心なことはそこであきらめないで次の手を打つこと
そんなことを同行営業させて頂いた営業の方から教わりました
準備がおろそかになってはいけませんが、足りなければ補えばいいし間違っていれば修正すればいい
それを早く行動に移すことが大事なんですね