カーテンの隙間から差し込む光で


また朝がきたのがわかる


眠いのに眠れない苛立ちと倦怠感


光につられてベランダにでる


もう空も夏のかおしてる。


どこかから聞こえてくる目覚ましの音が


遠くに聞こえて心地がいい


まだ人通りの少ない時間の道路


たまに通る早起きの人が


これから向かうのか帰るのか


今からどこへ何をしに向かうのかと


想像を膨らませる。


みんな、気をつけてねと祈りに近い


決して誰かには届かない私の心の叫び。


平気そうな顔をして


もしかしたら辛いかもしれないあの人が


今日を耐え抜けますように。


明日はきっといい日になりますように。