ご存じのようにうちの末っ子は幼稚園も保育園も行っていない.

毎朝せかされることもなく寝坊できる.ゆっくり寝てたべて体は大きい.高身長で体重重い.同年齢同性で偏差値にして約70だったはず.

 民間療育は週4で行くが,一回一時間なので,あとは親と公園行ったりお絵描きしたりする.公園と言っても近くの公園でなく,遠くの大きな公園だったり,もっと遠出することもある.

 

 保育園は園庭が狭かったりなかったりするようで,近くの小さな公園でよく保育士につれられた保育園児たちと出くわす.

 

 ところが最近の公園は,遊具が年寄り向けのものだったりするのだ.

 うちの近くの大きくない公園でも,さいきん遊具(滑り台等)が工事され,新しいものは6才以上と記載されている.6才未満の遊具はほぼ無いのだ.あとは遊具というか老人向け健康用設備なのだ.背伸びする奴.

 

 6才以上用とはいえど,うちは体も大きいのでそんな遊具で遊ばせることもある.もちろん親がちゃんと見ててね.表示されている年齢だけで遊ばせるかどうかは判断しない.総合的に見て親が責任を取って選んでいるわけだ.

 

 ところが保育園児たちをつれている保育士たちは,ちょっと危なさそうな遊具はぜったいに遊ばせない.すると,その講演には遊ぶものは何もないのだ.ただの平地.

 ありゃ詰まらないだろう.

 

 うちの子と同じくらいの体格の子もいて,保育士が,年齢表示があるので遊具で遊ばないように指示している.だから,こっちも遠慮して遊具で遊ばせない.

 

 しばらくしたら公園を去っていったので,それから遊ばせた.

 

 私が保育士だったとしても,仕事としてやる以上,自分の身や職場の立場の方が重要だ.6才以上と書いてある遊具に遊ばせないというのは職務上正しい行為だろう.

 

 親が子に愛情をもってすることと,職業人が職務の範囲でやることは,大きく違う.

 

 よく,プロに任せた方が良いと言うが,それも場合による.職業人は経済的に回ることが職務存続のための必要十分条件であって,必ずしも子供や依頼者の利益ではない.

 

 

 一番つらいのは子供だろうな.幼いのに公園の平らな土の上でただ時間をすごさせられる.

 

 

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