(過去記事1)のつづき

 

 うちの次男は小さな褒美にはつられない.だからABA療育とかやろうとしてものってこない.でもこれって私にも言えること.そういう性格なんだよね.目の前の小さなご褒美より,その裏に潜んでいる相手の心理に敏感に反応してしまうのかもしれない.

 

 でも,これってある意味重要な事なんだと思う.これって劣っているのではなくてむしろ優れている点でもある.

 目の前の小さなご褒美にのってきやすい人って,そのまま成長して大人になったら,いろんな人に騙されると思う.

 

 私の知人の子で境界知能か軽度知的障害ぐらいの専門学校生がいるんだけど,不良の音楽とか好きで,不良グループにまきこまれたりしてるとか.彼自身は犯罪そのものを実行しているわけではないのだけれど,仲間が詐欺とか恐喝とか働いている傍で見ている係だと.分け前も少しだけもらうとか.共犯者にさせられているわけだ.グループのリーダーになれるような才覚はなく,下っ端らしい.親はとても心配している.

 うちの次男は言語は達者に話せないけれど,そういう悪意あるグループの言いなりになるようなタイプでは無いと思う.

 

 私が証券業界とか批判するのも私の性格による部分が大きいと思う.株式投資を勧める相手の心理が読めちゃうんだよね.あなた自身は自分の貯蓄の内の何パーセントを株式投資に回してどれだけ利益を上げていますか?とかね.実際に聞くことは無いけれど,聞いた後の事を想像すると,そういう人には近づかない.

 私も詐欺らしい詐欺には引っかかったことは無い(記憶の限りでは).

 

 

 

(過去記事1)