横浜アンパンマンこどもミュージアムへ行った。

Webを見たら事前に日時指定でチケット買わなければならないらしいが、障害者割引する人はその必要がないとのこと。

それで行ってみた。

 玄関前の外に大きなアンパンマン像があって、そこで記念撮影。

 

 ミュージアムは2,3階にあり、入り口は2階で、実際ひとが外からスロープで一階通らずに2階へ向かっている。しかし、みんな事前予約してる。私は障害者割引でチケットを購入しなければならないので、2階か一階かどちらにチケット売り場があるか外に立っている女性係員に聞くと、一階だというので一階へいくが場所がわからない。インフォメーションがあったのでそこへ行って、スマホのミライロアプリを見せて、

これでチケット購入したいのですが、どこで買えますか?

と聞いた。

そしたら若い女性係員が、

ミライロ使うのでしたら、2階で買えます。

ミライロとか声出して言う必要ある?今は検索すればすぐに障がい者アプリだって分かるんだし、うちの末っ子はまだ未就学児で、上の小学生の子らには、弟に障害があるなんてまだ告知してないんだよ。

デリカシーに欠けてないか?

 

 ミライロアプリはとても便利だ。障害者手帳本体を持ち歩かなくて済む。スマホにいつも入っている。

 

 2階に行くと並んでいる人たちに事前予約のQRコードをチェックしている別の女性係員がいた。私の番に来た時に、

私はこれでこれから書いたいのです

と言い、スマホのミライロアプリを見せた。すると、係員は、

それでしたら五番窓口で購入してください

とのこと。偉い。声に出してミライロとか言わなかった。

 そして五番窓口へ行く。

 五番窓口の前に立て看板があって、はっきり大きくこう書いてある。

障害者手帳をお持ちの方へ

4,5チケットカウンターをご利用ください

 

んー。完全に障害者専用カウンターになってる。誰からどうみても障害者用割引でチケット買うことバレバレだ。

webによるとこうだ。

 

チケットうりばでの販売は、障がい者手帳をお持ちの方などを除き、原則行っておりません。

 

 デリカシーとかまるで無し。カウンターに並んだ時点で障害者手帳持ちだという個人情報が筒抜けだ

 

 障害者とかの漢字にさすがにルビはふってないから未就学児なら分からないけど、小学生くらいの上の子とか親戚とかはすぐに気がつくよね。まだちゃんと告知とかしてない場合は突然この時にバレちゃうわけね。

 

  そもそもこんな大きな看板必要ない

 だってwebに全て書いてあるんだから。日時指定の事前購入が原則で、それせずにこのカウンターへ来てるってことは、障害者手帳持ってて、ここは障害者割引できることを確認してるから来てるわけだ。看板は全く不要だ。発達障害児を横にして初めてそこで看板熟読してる人なんていないって。メリットよりデメリットの方が大きい。

 たぶんアンパンマンミュージアムに関わってる人で障害児育てている人が1人もいないんだろうな。あるいは車椅子とか視覚障害とか、その手の明らかな人か。

 

 普段なら気がめげてもう障害者割引諦めて正規料金でチケット買うところだけど、2200円は大きいのと、そもそも入場制限のためにチケットは事前web購入が原則で、当日券は障害者だけなで、五番窓口に行く。(当日券も空きがあればwebで買えるが、会場まで来て子供を脇に置いて、時間かけて空きがあるか確認してクレジッカード番号とか個人情報とかチマチマとスマホ打つ気にはなれなかった、というのもある。障害者は空きがあってもなくても買える。)

 五番窓口はカーテンがかかっていたので、窓口のボタンを押して呼び出すと、すぐに女性係員が窓口にガラス越しで出た。私はスマホのミライロアプリで療育手帳を見せてこういった。

 これで未就学児と付き添い人の合計2名分購入します。

 するとカウンターの女性Nはこう言った。

 はい、ミライロ愛の手帳ですね、2200円になります。

 ミライロとか愛の手帳とか言う必要ないだろ。2200円です、だけで済む話でしょ。

 ミライロとか愛の手帳とか、心の中で思えばいいだけのこと。アプリ名や障害者手帳の種類名をカウンターでマイク使って拡声して言う必要ないだろ?

 障害者手帳の種類によって金額が違うわけではないんだ。一律半額。マイナーなアプリとかで係員が分からなくて確認が取れなくてこちらに質問したくて仕方なく言葉に出す、というのなら分かるけど。

 

 このカウンターの女係員、私だけじゃなくて、すべての障害者割引購入者にこの羞恥プレイやってるな、間違いない。名札を見た。忘れない、世間の人って全くデリカシーとか無いんだよな。必要もないことくちに出さないでくれ。

 ある意味、障害福祉界全体がこんな感じだよね。

 

 羞恥プレイすることで割引を諦める作戦なのか。

 

 私はまだタクシーで家族揃って乗る時に障害者割引を使う勇気が出てない。タクシーの運転手はデリカシーなく、上の子らの前で、

障害者割引ですかー?

とか言いそうなので。タクシー運転手ってタクシー会社から教育徹底してない印象あるので。

 

 今日は3人の係員のうち2人にデリカシーなく対応された。以前都立の水族館に行った時は、受付の人は、見るだけで通してくれた。ありがたかった。それは(過去記事1)に書いた。

 

 私の親としての気持ち的には別にいいのですよ、でも当事者である子やきょうだい児など子供らへの影響を気にしている。みんなで楽しもうと思って来ている場で、親の予期せぬ形で、変な空気を感じさせたくない。そういうのって子供は結構覚えてたりする。

 

 

 横浜アンパンマンこどもミュージアムの中身自体は楽しかった。小学生は物足りないけど未就園児、未就学児でアンパンには楽しめる内容。

一階レストランやフードコートの食事が高かったけど。

ポップコーンは袋入りで800円もした。器を選ぶと三千円とか。ディズニーランド並み。

 でもさ、子供ってさ遊園地行っても遊園地側が宣伝してる内容でなくて、ちょっとしたトラブルとか事件とか、そう言うことの方を覚えてるものでしょ。子供でなくて大人もそう。障害者割引のことでずっともやもやしてた。これだけのことでも行かなけりゃ良かったということにもなる。実際にはこんな事あってもせっかく現地まで行った以上は利用しなきゃならんから利用するけど。

 横浜アンパンマンこどもミュージアムに限らず、全国の施設でこういう点の配慮と教育は徹底してほしい。今回は係員から管理者から全部意識低いのだと感じた。

 

 

続き

 

 

 

 

(過去記事1)