(過去記事1)でも取り上げたドイツの教育

 

http://educational-policy.hus.osaka-u.ac.jp/kaken_19H00618/Germany.pdf

 

p29

ニーダーザクセン州のある校長によると,

 

ドイツでは,第二次世界大戦後,学校の教育独占への反省から,

半日学校への変革がなされ,家庭教育とのすみわけがなされるようになった.

 

しかし,共働き家庭の増加から全日制学校が求められてきたが,学校が教育の独裁者となることを懸念している

とのこと.

 

ごもっとも.

 

結局,学校が全日制なのは,託児所としての意味なのね.

 

2000年代以降ドイツでも全日制が増えてきたが,

 

・終日学校で働く教職員は半日制より離職率が高い

・終日学校は,自由参加型が主流

・半日学校の午後の部は,社会教育士らが担うという明確な境界線がある.(日本では教員の役割が無限定になりがち)

 

ということらしい.

 

 

 さきのスライドp27は宿題.

州文部省サイト「教員は、生徒が自分で行いうる宿題を与えることが許可される。宿題は成績評価の対象とならない。」

 

宿題の原則(州文部省令)
• 週末や休暇期間中に宿題を課すことは(中等教育段階IIを除き)原則禁止
終日学校の場合は宿題が学校生活に統合されなければならない
• 宿題の原則は教員・親・生徒が参加する全体会議(Gesamtkonferenz)で決定

 

 

ニーダーザクセン州文部省令「一般教育学校での宿題」
学校外の宿題について1日の上限時間
• 初等教育段階:30分
• 中等教育段階I:1時間
• 中等教育段階II:2時間

 

 国によって違いがあって面白い、


(過去記事1)