ネットニュースで見たけど、

萩本欽一が脳梗塞で倒れ、駆けつけたマネージャーの運転する車で病院へ行った事があったらしい。


吉本興業所属トータルテンボスという芸人の一人が、若手だったころ、テレビ作家やスタッフらとカラオケで合コンしてた時に、別の不良グループに絡まれ、4-7人に殴る蹴るの暴行を受け、病院へ意識のないまま運ばれた。それで松本人志が怒って吉本興業が介入し、加害者全員逮捕され、示談になったという。


 この二つのニュースを知って思った事。


 芸能事務所というのは暴力団と繋がりがあるとかいうけど、古い形態なのだな。

 普通の会社員が、出勤日でもない日の朝に倒れて、駆けつけてくれと会社に頼めない。会社の外で会社とは関係ない飲み会で暴行を受けて警察沙汰になっても、示談交渉などで会社が相談に乗ってくれることはない。こちらが暴行して刑事事件で逮捕されれば懲戒解雇などはありうるけどね。


 学校というのも古い組織だ、とは言っても百年ちょっと、母子や父子など家族制度に比べれば、浅い。近代的経済活動と同じくらいか。

 卒業した後には教員と生徒との関係はほとんど切れる。繋がっていても極めて細い関係だ。まず99%の卒業生からは教員は結婚式に招待される事はない。招待されたとしても、それきりの関係であることが殆どだ。

しかし在学中は学校外の事まで指導に入る。しかもほぼ組織的にだ。


 でもこれは変わっていくだろう。

指導と上から下への関係を押し付けるのはおかしい。指導と責任はセットだ。責任なくして指導も命令もない。

 人生の責任は結局は自分で取るしかない。それに遠く離れるが、責任を少しだけ取れるのが、死ぬまで関係の途切れないだろう親子だ。もちろん親から子に対し関係を切るのであれば、話は違う。兄弟でも、責任を取る自覚があっての意見かそうでないかは重要だ。