コラム <21世紀ノスタルジア> Vol.1 | 監督のブログ

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<21世紀前半のハッピーライフの見つけ方> 

この原稿を書いているのは2016年7月4日夜です。この前日、前々日に日本人を含む多数の犠牲者を出したテロ事件が連続して起こりました。 
犯人自身も自爆又は射殺され、彼らは自分の死を覚悟の上での犯行です。 
こういった犯行は、実行犯自身が深い絶望感を抱いていた事を示しています。 
今、世界の多くの国の若者が、行き場のない怒りや焦燥感に駆られている、それは在住する国の経済力に関わらずそうなのです。 
無論、この日本でも。 
テロ実行犯は、かってのアキバの加藤くんのように、もう人生は生きるに値しないと感じているのでしょう。 

このコラム<21世紀ノスタルジア>は、21世紀こそ後の世紀の人々が懐かしむ程のよい時代にするための提言と意見を述べる為に始められます。 
書き手の僕は、実人生で希望と絶望を行き来しながらも、若い時の<予定>の倍ほどの年を生き延びてしまった、かってのロック世代のオヤジであって、要は今の世界をコントロールしている権力者や政治家、企業家と同世代の人間なのです。 
で、僕はハッキリと、この同世代の大人達の考えや行動は間違っていると断言出来ます。 
ベトナム戦争に反対し、反骨精神に溢れていたロック世代が、その嫌悪感を感じていた大人達よりさらに酷い抑圧や拝金主義者になった事は、本当に残念です。 
この豹変振りもおそらく彼らの<絶望感>に由来しているのでは?と思います。 

まあ、インターネットのない時代ですからね。つまり若者達が自由に発言し、社会に影響力を持つ事も無かった時代、つまり声を上げても簡単には社会を変えれ無かった時代に青春期を送った世代でもあるんです。 
無論、反骨精神そのままで頑張った人達も沢山いるんですがね。やや力及ばずと言いますか。 
でも、髪の毛の長さや軍隊式の学校制度や服装の自由や、今の若者が当たり前と思っている自由も実は、闘いの末に実現したものなんですよ。もっとがんじがらめの世の中だったんです。 
僕は<人間の自由はその生命に匹敵するほどに尊い>という立場からこのコラムを書いてゆきます。それを読む人が誰であれ、日々自分の自由と幸福を実現させる為に参考になるように。 
皆さんの参考になるテキストも紹介します。 
それは精神医学者の書いたものと、かってのフランスレジスタンスの闘士が書いたものと、現在19歳のアイドルの女の子が書いた本の3冊です。 
この3冊に大きなヒントがあります。 
つまり、心の問題、頭の問題、社会の問題、それぞれリンクして有益な指針を示しています。 
さて、一緒に21世紀ハッピーライフの旅に出ましょう。いい旅行ガイドは沢山あるんですよ。大丈夫です!