いろんな意味でリハビリを兼ねてブログを書く事をお休みしました。

久しぶりの投稿、白玉ちゃんが虹の橋を渡った時のことを、いずれは書こうと思っていたので書いて、以降は、限定記事で、いくつか書こうと思っています。

 

白玉ちゃんとのお別れは、とても急で、突然死と言っていい、原因不明なことでした。でも、たぶん、という推測は少しあります。ただ特定はできないので、憶測や予測抜きの事実をまずは書くのがよいと思う。予測や想像は読んでる人が其々すればいいし、私の憶測と予測は後半に、参考として書こうと思います。

 

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白玉ちゃん(愛称:たまちゃん)♀

 アズちゃんとたつたの子ども。4兄弟のうちビビリな2匹、のうちの1匹だった。里子を選ぶ時、ビビリさんで逃げる率が高かったので、里親さんに可愛がってもらうハードルが高いかも、と思って敢えてウチに残した子。お母さんのアズちゃんが虹の橋を渡った後は、以前よりも少しずつ馴れきてくれていた。私的には馴れてない方だったが、往診の時に保定で暴れなかったので、先生からは「馴れてますね」と言われた。少しは飼い主に、心を開いてくれたデグー生だったろうか。

 

2018年10月16日生

2022年11月23日☆彡 4歳1ヶ月

 

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2022年9月

たっちゃんが虹の橋を渡り、我が家のデグーは白玉ちゃん(愛称:たまちゃん)1匹になりました。

 

空のケージは寂しく、たまちゃんはマイペースだったけど、当時ハムスター好きの親戚からハムスターの魅力を時々聞かされていた私は、久しぶりにハムスターを飼うのもいいかも、と思い、ペットショップや里親募集のハムスターを時々見ていました。


2022年11月3日(木)

穏やかな祝日、少し遠くのホームセンターへハムスターを飼おうと思って行ったのに、連れ帰ってきたのはデグーでした(現おもち)

 

白玉ちゃんとおもちちゃんの相性は思ったよりもずっと良く、おもちが家に来てから1週間程度で2匹の同居が始まりました。

 

たまちゃんは4歳、おもちちゃんは2ヵ月、親子のように、おもちちゃんはたまちゃんに甘えて、たまちゃんは纏わりつくおもちちゃんに少し困りながらも優しく守るように接していたようです。


たまちゃんと同居を始めた時、おもちちゃんはたまちゃんのケージ(ワイルドホームフェレット70×45cm)へ引っ越しました。ところが、ケージの角付近のピッチが微妙に広かった為、おもちちゃんの脱走事件が起こります。

 

急遽、おもちが大きくなるまで(1ヶ月程度を予想)、たっちゃんが使っていたHOEIのフェレットケージ(60×45cm)へ移しました。しかし、2匹の仲がとても良かったので離すのに忍びなく、たまちゃんも一緒に移動しました

 

HOEI のケージはワイルドホームフェレットより少し小さかったので、ワイルドホームフェレットになんとか戻れないかと、BBQ網を加工しておもちの脱走場所を塞ぎました(平日で、会社から帰宅してからなので、2日程かかったと思います)。そして、たまちゃんとおもちは再びワイルドホームフェレットのケージへ戻ります。

 

季節は11月だというのに、寒暖差の激しい日が続いていました。季節外れに20℃を超えたと思ったら翌日は15℃前後に、と、短い周期で天気が変わる感じです。

我が家の冬対策は、ヒヨコ電球+サーモスタット+毛布、寒い時は暖突をプラス、でしたが、その年の夏ごろからサーモスタットの調子が悪く温度感度が怪しくなっていたので、本格的に冬になる前に買い替えなくては、と思っていました。

 

2022年11月19日(土)の夜

日中は20℃近かったものの、明日は15℃くらいに下がる予報です。

 

おもちはまだ小さいし、これまで過ごしていたコンクリートの大型施設(ホームセンター内のペットショップ)と比較すると、木造の一軒家(2階)は気温の影響を受けやすく、寒さがよくないかもしれない。実際、おもちは、我が家に来てから赤い尿をしたり下痢っぽいウンチをしたり、の時があり、新しい環境のストレスもありそう

 

そう考えた私は、迷ったものの、ハンモックの上付近に設置してあった暖突を点け、ケージの半分(暖突のある側)を毛布で覆って暖かくしました。もし暑ければ、毛布で覆ってない部分は格子で涼しい筈なので、大丈夫、と思って就寝しました。サーモはアテにならないので点けていませんでした。

 

翌2022年11月20日(日)

たまちゃんが下痢をしました。明らかに元気がなく、ご飯も水も口にしませんでした。

 

昨日までは変わらず元気だったのに。

一緒のケージに居たおもちは変わらず元気でした。

 

1日経っても、たまちゃんの様子は変わらず下痢が続いていました。草食動物の下痢は緊急性があり命に関わるという認識。病院が遠い為、訪問診療に来てもらい、注射をしてもらいました。原因は不明です。

 

翌日になっても、たまちゃんは元気がなく、ご飯も水も摂取していない状態が続いていました。

 

草食動物は、常になにかを食べて腸を動かしていないとガスが貯まったり命に関わる、という認識がありました。今までの経験から、遠い動物病院に連れて行くのは逆効果、と思っていたけど、水すら飲まないのでは脱水症状になるのでは?せめてブドウ糖(?)(栄養と水分)を点滴(注射)してもらえないだろうか。72時間以上水分を摂取しないならそうしよう、そう思ってしまいました

 

本当は、様子を見て、適切なタイミングで病院に行けたら良かった。でも、エキゾチックアニマルの病院は即日予約は取れない事が普通だし、すぐに行けるような距離でもなく仕事もあることから、「これからすぐに」「翌日すぐに」とはいかないのが現状。今具合が悪いのに、2日後3日後の予約なんて意味があるのか?

それでも、病院に連れて行くにはそれしかない(当日予約や前日予約はほぼ出来ないから)

 

会社から電話をして、祝日の23日(水)に、予約が取れました

 

 

2022年11月23日(水)の朝、

ご飯は食べないものの、少しだけたまちゃんが回復したように見えました。動物病院の予約は早まったかも、と少し思いました。でも、予約は取ってしまったし、万が一また具合が悪くなったらやっぱり行く、というわけにはいきません。

 

病院は賭けでした。高速を使って約2時間かかります。急におかしくなったので、なにかの病気というよりは、体調を崩したのだと思いました。せめて水分補給をしてもらいたい、というのが判断でしたのに、実際には、病院へ行くための準備のバタバタや、獣医さんを前にした緊張や、かなり体力が落ちている、という話やらで、いろんな事が頭の中から飛んでしまいました。原因は不明のままで、気づけば、抗生物質を注射され、「栄養と水分の補給をしてほしい」という治療とは違うものになっていました。それでも、獣医さんの判断した処置なので、なにが正しいのかはわかりませんでした。

 

2022年11月23日(水)の夜、

病院から帰宅後、頑張ったね、と声をかけて、たまちゃんをケージに戻したけれど、元気がありませんでした。具合が悪い時は温める、という認識があったので、自力ではいけないのかと、ヒヨコ電球や暖突の近くの暖かい場所に誘導するも、気づけば離れた場所に移動していました。そうして、気にしながら夕飯の準備をしている時、たまちゃんは、明らかにぐったりした状態になってしまいました。

 

ああ、もう駄目だ、とわかるような容体で、手の中で温めながら、ごめんね、がんばったね、と撫でながら声をかけ続けました。そのまま、たまちゃんは虹の橋を渡ってしまいました。

 

原因はわからないまま、病院でもらった薬を飲む暇もなく。具合が悪くなる前日まではいつもと変りなく、元気だったし、病院の診断では、お腹にガスも溜まってはいなかったようです。

 

 

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ここからは推測の話です。根拠のあるものではないので興味のある方のみどうぞ

 

それまで健康で問題なかったデグーの白玉ちゃん 4 歳が急に体調を崩した、という事実。

考えられる原因の1つは、温度管理の失敗です。

 

もちろん、私は2014年から空けることなくデグー飼いを続けていて、その8年の間に、どの子も、低体温症に陥らせたことも熱中症にさせたこともありません。夏は24時間エアコン稼働、冬はパネルヒーターでは心許ないのでケージ内の空気を温められるようにヒヨコ電球と、寒さがピークの時は暖突を使い、温められた空気が逃げないようにビニルシートや毛布でカバー。暑すぎ対策(暖突は意外と高温になる)として、サーモスタットも併用し、デグーが自分で快適な場所を見つけられるよう、カバーで全体覆うことはせず、必ず、部分開放していました。

 

あの日、翌日寒くなる、という予報からの予想に反して、夜はそんなに寒くなかった。朝、天井の温湿度計を見て、暖突を点けて毛布で覆ったのは不要だったと思いました。最高温度の記録が30℃だったからです。サーモの調子が悪くて点けられなかったのも良くなかった。

でも、そもそも暖突は、70cm幅の格子ケージ全体を温めるられるような暖房能力はありません。ケージ半分は暖房器具はなく、毛布で覆ってもいませんでした。暖突を置いた天井からハンモックまでは15cm程度の距離としても、床までは40cm以上の距離があります。何より、一緒に居たおもちちゃんに異常はなく元気だった。

 

そこでもうひとつ推測します。白玉ちゃんは、おもちちゃんが居たから移動できなかったのでは、ということ。そもそもおもちちゃんはまだ小さく、年齢的に室温は高めが適していただろうし、それまでの環境と比較しても「高め」で良かったのだろうと思います。でも白玉ちゃんは、これまでの環境と比較したら、暖突直下は暑すぎました。もちろん移動できた筈です、でも、お母さんのように甘えてくるおもちちゃんが居て、おもちちゃんを置いて行くことができなかったのではないかと。

夜だったから、というのもあるでしょう。寝ているうちに、身体が許容範囲を超えた熱に晒されてしまった可能性も考えられる。

 

更にもうひとつの推測は、ストレス

おもちちゃんが来て、白玉ちゃんの環境はころころと変化しました。おもちちゃんという新たな存在はもちろん、数日の間にケージが何度か変わったことも、落ち着かない思いをさせた可能性があります。

元々ビビりな白玉ちゃんでした。それでも、大人のデグーだし(体力あるはず)、ウチで4年も過ごしているし(環境に慣れてるはず)、なんとか大丈夫だろう、と思っていました。

 

もしも、環境変化のストレスも一因だとするなら、白玉ちゃんは飼い主が思った以上に繊細だった。だとしたら、たまちゃんに必要だったのは、病院ではなく安静でした。病院に連れて行ったことが追い打ちをかけたのだと、後悔しています。

 

白玉ちゃんが虹の橋にいってしまい、とてもつらくて、直後は、「デグー 突然死」といったワードで検索をよくしていました。「草食動物 食べない 何日」とか、色んな関連ワードでも漁っていたと思います。そして、たどり着いた1つに、「デグーが水を飲まない状態でも10日生きた」といった、どこかの教授?かなにかの記事を見つけた事を覚えています。とても、衝撃だった。私はてっきり、飲まず食わずでもつのは3日くらいが限界だと思っていた。そうでもなかったのかも知れない、たしかに、たっちゃんはご飯がほとんど食べれなくなっても長く生きた。本人の食べる意思はあったから少し違うかも知れないが、あそこまで慌てることはなかったのかも…病院に行ったタイミングを益々後悔しました(涙)。

(そのサイトにはもう辿り着けません。たまたま行き着いた感じの、記事だったので。また、デグーが本当に飲まず食わずで10日間生きられるのか、というと、その子の体力や環境や他の要素があるので一概にそうだ、とは思わないで下さい。そういう例もある(らしい)、という、1つの知識としてここに書きました。また、個人ブログで時々、発情期でご飯を食べなくなる、というのを呼んだことがあります。下痢はしてないと思うから、これもちょっと違うけど、飲まず食わず数日でも、発情期がすぎれば元に戻るみたいです。)

 

病院に連れて行くことを、否定しません。でも、病院に連れて行かないと死んでしまう、この子を見捨てることになる、等は書かないでほしい。その熱の籠もった文章に何度苦しめられたことか。

正確には、私のように、専門の病院が近所になく定期的に通っていない場合は、行かない方がよい場合もある、だと思います。初めての、見知らぬ場所に連れて行かれた白玉ちゃんはどんなに不安になったことでしょう。元気がなかったのでそれどころではなかった可能性もあるけど、本当に悪いことをしてしまいました。

救けたい、という気持ちは本物で間違いなかったのに、このような場合は結果が全てで後悔するもしないもそこに依存します。時間が戻らないことが辛くて哀しい。

 

今まで、デグーのことで病院にかかって快方したことがほぼ皆無。私の見極めタイミングが悪いのかなんなのか。でも5割はやはり遠いことがよくないのだと思う

もしもあの時、病院ではなくもう一度往診を選んでいたら・・・でも、往診診療1回に約5万、なにが正解かもわからない状況で何度も選択することができなかった。

あとは、夏は24時間エアコンだけど、365日エアコンではないので、一定温度を常に保てる環境、でないことも、長生きできない理由のひとつなんじゃないか、と思ったりする。

 

白玉ちゃん、4歳という若さで逝かせてしまってごめんね。

ひとりでもノンビリしてたのに、おもちちゃんを迎え入れてしまってごめんね。

白玉ちゃんのことがあって、私は少しずつ、以前よりもずっと、デグーが感情の生き物なんだと、思うようになりました。

いろんなことを教えてくれてありがとう。どうか、りるちゃんやアズちゃんやマリンちゃん、兄弟達と安らかに、虹の橋の向こうで過ごしていてください。

 

(後日追記)

「デグーのことで病院にかかって快方したことがほぼ皆無。私の見極めタイミングが悪いのかなんなのか。でも5割はやはり遠いことがよくないのだと思う」と書いたけど、残り5割は、私が獣医さんを信頼できていないからではないかと、今少し考えています。デグーを診れる信頼できる病院を探して、口コミなどをチェックしていると、あなたのように中途半端な(とまでは書いてないけど)バックグラウンド知識を持った飼い主が一番困る、信頼してくれないと診れない、みたいな内容を時々見かけます(意訳あり)。まるで私のことを言われているようです(実際に言われたことはありません)。どうせデグーのことは(獣医さんでも)はっきりとはわからない、と心のどこかで思っていないと言い切れない。扱いづらい飼い主になっている気がするのを拭えない。申し訳ない、でもどうしていいかわからない。
どうかデグー飼いの皆さんは、信頼できる獣医さんを見つけてほしいと思います。私も諦めたりはしません。責められてもやっぱりデグーが好きだから。