「ポストにお手紙来てたよ」だんなさんが持ってきてくれた。「誰から?」
それは新婚時代を過ごしたあの場所に住むお友達。
誰も知り合いがいない私に、自治会役員をしていたおばあちゃんが紹介してくれた若嫁さん。
当時1歳の娘さんがいて、ほぼ毎日「おられる?」と散歩の途中、我が家に遊びに来てくれた。
私が住んでいたのは半年。涙のお別れだった。
優しい姉が出来たような気持ちでいたから本当にさみしかったのを思い出す。
引っ越した数年後、訪ねて行った時は娘さんが幼稚園。もちろん本人は覚えていないけど、人懐っこい子だったから「○○のおばちゃん」と慕ってくれた。
その後も
私が交通事故にあった時、
なかなか授からなかった子供が出来た時、
出産予定日当日も、
優しいあの方は電話してくれた。
(ここまで5年くらいかな)
その後は年賀状のやり取りだけの繋がり。
写真付の年賀状が、だんだん一言近況を書くだけになる。
出会ってから23年経った今年、「年賀状は今年で失礼します」とあった・・・
今年の年賀状で娘の合格を伝えるとともに、『ピンクリボン6年生になりました』とカミングアウト。
古い知り合いに伝えることは、ほぼないのだけれど、元気でいることを伝えたくて。
そしたら・・・お手紙が届きました。
思いやりのある、心温まる内容で
以前の事故のことも知ってるから
「すごい強運をお持ちで、守られていますね」ともあった。
たった半年会ってただけなのに繋がるご縁。
これからもお付き合いいただけることになりました。
一人娘さんは24歳
お仕事の都合で離れて暮らしてるそう。
紹介してくれたおばあちゃんは数年前に他界され、温厚なご主人と二人、お元気にされてるようです。
私の娘は会ったことありません。
今年は無理だけど、来年の春にでも訪ねて行けたらいいな。(だんなさんの出張に便乗
)
『気持ちを伝える』遠く離れてても想いは伝わります。
優しいあの方が教えてくれました。