『家出レスラー』
監督 ヨリコジュン
脚本 渡部辰城
原案 岩谷麻優
出演 平井杏奈(岩谷マユ)
...向後桃(流香)
...竹中直人(グッシー)
...ゆきぽよ(東子)
...石野真子(母親)
上映時間105分
2024年公開(製作/日本)
家出からはじまる奇跡の人生。
○前回、劇場鑑賞した「アイアンクロー」に続き、今回もプロレス映画です。
ボクシング映画に比べて、プロレス映画は少ないので、同時期に上映されるのは珍しいことです。
引きこもりの女子高生が、わずか6000円の所持金で山口県から家出し、「ポンコツ」と言われながらも、最高の女子プロレスラーへと登りつめるサクセスストーリーです。
女子プロレス団体「スターダム」の岩谷麻優選手の自伝が原案となっています。
「アイアンクロー」の時にも書きましたが、映画と同じくらいプロレスも好きでして…でも「スターダム」に関しては、その昔、スカパーが第一日曜日に無料放送をやっていて、その時にちらっと観る程度でした。(当時は、今回の映画の「紫炎リオ」のモデルとなった「紫雷イオ選手」がエースでした。あと「美闘陽子選手」がカッコ良かったですね。映画では「御堂晶」なのかな…)
それが、数年前から女子プロレス人気、「スターダム」人気が高まり、ついには地上波での放送が始まりました。
滋賀県では2021年から「KBS京都」で放送されたので、それくらいからは観てます。
もう、その頃には岩谷麻優選手は「スターダムのアイコン」と呼ばれていて中心選手として活躍してました。
フォームの美しい「ムーンサルトプレス」と必殺の「二段式ドラゴンスープレックス」に魅了され、ファンになりました。
映画でも、このフィニッシュムーヴが見事に再現されていて感動ものでした。
岩谷選手は現在、IWGP女子王者です。
そんな現役トップレスラーの物語なので、原作となった自伝本は未読だったものの、おおまかな流れも知っていたし、「アイアンクロー」のように悲しい気持ちにもならず、勇気や元気がもらえる、いい映画でした。
2024年5月25日、ユナイテッド・シネマ大津にて鑑賞
ということで、平井杏奈さん演じる「岩谷マユ」を描きました。
岩谷麻優選手がビッグマッチの終盤に見せる、どんなに攻められても、何度も何度も立ち上がる「ゾンビモード」というのがあるんですが(受け身の凄さ、打たれ強さ、無尽蔵のスタミナ)、その時の表情や雰囲気を、平井杏奈さんがそっくりに演じられていて驚きました。