『アイアンクロー』(原題/The Iron Claw)


監督/脚本 ショーン・ダーキン


出演 ザック・エフロン(ケビン)


...ジェレミー・アレン・ホワイト(ケリー)


...ハリス・ディキンソン(デビッド) 


...スタンリー・シモンズ(マイク)


...ホルト・マッキャラニー(フリッツ)


上映時間 132分


2024年日本公開(アメリカ)


人生をかけて闘え_


プロレス界の伝説フォン・エリック家の知られざる衝撃の実話。

"呪われた一家"と呼ばれたその真実とは_




○私、「映画」も大好きなんですが、「プロレス」も同じくらい好きでして…


昨年末くらいに日本公開を知ってから、ずっと楽しみにしていた作品です。


1970〜1980年代の私が熱狂してたころのプロレスの「映画」が観れるんだと楽しみにしていました… 


でも、少し考えれば、すぐわかるはずでした。


「つらく悲しい映画」なんだと…


どんなに感動的に描いても、あの悲劇が現実である以上、「つらく悲しい」気持ちになるだけでした…


私は何を楽しみにしていたのでしょうか… 


何かこの作品を観ることで救われるかもしれないと…


「知られざる衝撃の実話」とチラシにも書かれてますが、プロレスファンのあいだでは有名な話で、「その真実」を知ったとしても、やはり…救われる気持ちにはなれなかったです…


あの当時のアメリカのプロレス界が抱えた「闇」をエリック一家がすべて引き受けてしまったかのような…


いい映画ではありましたが、そんな「つらい」気持ちで映画館を後にしました…



2024年4月22日、T・ジョイ京都にて鑑賞




ということで、今回は「虎の爪」ケリー・フォン・エリックを描きました。

ケリーは全日本プロレス参戦時も観てましたが、やはり新日本プロレスで兄ケビンとのタッグでの藤波辰巳、木村健悟組との試合が思い出深いですね。


ジェレミー・アレン・ホワイトのケリーはなかなか良かったんですが、少し身長が低かったのが残念でした。

「アイアンクロー」では当時の有名なレスラーが多数出てきます。

ブルーザー・ブロディ、ハーリー・レイス、リック・フレアー、ファビュラス・フリーバーズのマイケル・ヘイズとテリー・ゴディ、レックス・ルガーなど。

どの選手も上手く演じられていて、フレアーやゴディの独特な動きの再現など、嬉しかったですね。