『ロング・キス・グッドナイト』(原題/The Long Kiss Goodnight)
監督 レニー・ハーリン
脚本 シェーン・ブラック
出演 ジーナ・デイヴィス(サマンサ/チャーリー)
...サミュエル・L・ジャクソン(ミッチ)
...イヴォンヌ・ジーマ(ケイトリン)
...クレイグ・ビアーコ(ティモシー)
...パトリック・マラハイド(パーキンス)
上映時間 121分
1997年日本公開(アメリカ)
100億円の興奮
心臓破りの超アクション!!
ラスト40分連続するクライマックス!
想像力の限界突破!!
パンフは行方不明…
引越し時のダンボール箱に入ったまま、押入れの奥深くに…あるはず…
○27年前、劇場で観ました。
「すごく面白かった~」という印象は残ってましたが、内容はなんとな〜くしか覚えてません…
そんな「ロング・キス・グッドナイト」を先日、ブックオフの「DVD¥500コーナー」にて発見、購入したので、今回久しぶりに観てみました。
_8年前に記憶を失った女
彼女の記憶が蘇った時
政府の陰謀が暴かれる_。(DVDパッケージより)
ジーナ・デイヴィスが記憶を失いながらも幸せな家庭を持つ「サマンサ」と、本来の姿であるCIA秘密工作員「チャーリー」を絶妙に演じ分けていて、暗殺者の記憶を取り戻した時の変貌ぶりは見事でした。
サミュエル・L・ジャクソンは三流探偵「ミッチ」で、程良いダメっぷりを見せつつも、憎めないいいヤツを好演。
ほぼスタント無しという迫力あるアクションの数々、90年代らしい派手な爆破シーンは、2度目ですがかなり楽しめました。
「サマンサ」を捨て「チャーリー」に戻ったはずなのに、双眼鏡の代わりにスナイパーライフルのスコープで見つめる「サマンサ」の愛した家族…。
その時の表情が……切ない……。
いい映画でした。
今回は「吹替版」にて鑑賞。
私が映画を観るようになった頃は、テレビの【洋画劇場】全盛期で、毎日、どこかのチャンネルで洋画を観ることが出来ました。
そのほとんどが「吹替版」。
クリント・イーストウッドは山田康雄さん、ショーン・コネリーは若山弦蔵さん、オードリー・ヘプバーンは池田昌子さんと、キャスティングが定着している俳優もいれば、「スター・ウォーズ」初放送時には、当時人気アイドルだった渡辺徹さんと大場久美子さんでのルーク&レイアだったり、「ランボー」も初放送時はスタローンを「世界のケン・ワタナベ」になる前の渡辺謙さんがやってたりと話題優先って事も多々ありました。
逆に映画館では、ディズニー作品などが「吹替版」として上映されるくらいで、洋画は「字幕版」が当たり前でした。
なので、俳優の実際の声は映画館で聞くもので、価値あるものだと思ってました。
テレビで無料で観れる「吹替版」よりも、「字幕版」の方が本物…くらいに感じていた時もありました。
そんな私も、今では「吹替版」っていいなぁと思うようになってます。
現在では大きく環境が変わり、映画番組は「金曜ロードショー」くらいになってしまい、BSや深夜枠などで放送される洋画は「字幕版」の方が多くなってます。
DVDなどのソフトや配信サービスでは「字幕版」「吹替版」を自由に選べます。
映画館でも「吹替版」で上映される洋画が増えてます。
【洋画劇場】世代の「懐かしさ」からか「老眼で字幕が読みづらい」のか(笑)……家での映画鑑賞時、私は「吹替版」で観ることが多いです。
「吹替版」の良さとしては、文字数制限がある「字幕」よりも正確に訳されているところがあったり、もうなかなか観れない(聴けない)作品のレア感があったり、(ソフト版とテレビ版が違ったり、吹替収録はVHS版のみだったり…)、同じ役を違う声優さんが演じてるのを聴き比べたり。(「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のマーティは宮川一朗太さんよりも三ツ矢雄二さん派です)
何より声優さんの演技力も加わるので、「吹替版」は「字幕版」とは違う感動が味わえる『別バージョン』として楽しんでます。
2024年4月6日、DVDにて鑑賞
ということで、ジーナ・デイヴィス演じる「チャーリー・ボルチモア」を描きました。
CIA秘密工作員の方です。
声は小山茉美さんが担当。
朗らかな「サマンサ」と非情な「チャーリー」の演じ分けはさすがでした。