『フィスト・オブ・ザ・コンドル』(原題/El Puño del Cóndor)

監督・脚本 エルネスト・ディアス=エスピノーサ

出演 マルコ・サロール(戦士/双子の弟)

...エヤル・マイヤー(弟の一番弟子)

...フェルナンダ・ウレホラ(戦士の妻)

...ジーナ・アグアド(コンドル拳の師)

   
上映時間 80分

2024年日本公開(チリ)



すべてを犠牲に手に入れたものー その秘技 コンドル拳


入場者特典 ポストカード

○初めて観たかもしれません…

チリ映画。

と言っても古き良き(私の好きな)日本のカラテ映画、香港のカンフー映画のような作品なので、チリらしさがあるのかないのかもよくわかりません…

主演俳優も監督もカンフー映画の大ファンらしく、チリの国鳥「コンドル」をモチーフにオリジナル拳法を考えたそうです。

チリらしさはそこか〜


そして、まさかのオープニングタイトルで「フィスト・オブ・ザ・コンドル 前編」と!

え???

予告編にも、チラシにも、そんなの一切無かったんやけど?

…「前編」って…それは、ちゃんと言うといて欲しかった…

ということで、カンフー映画によくある秘伝書をめぐる闘いと復讐劇なのですが、ラスボス(ちょっと複雑な相手なんです…)が「待ってるぜ」的な表情を浮かべているシーンで終わってしまった…

……前編やから、そりゃそうなんですが…

主演は「ジョン・ウィック コンセクエンス」での活躍も記憶に新しい、格闘家兼俳優のマルコ・サロール。

ブルース・リーの映画を観て、6歳から武術を始め、(マルコ・サロールの母親がチリ初の女性空手有段者、今作で「コンドル拳の師」として出演)空手、キックボクシング、テコンドー、詠春拳、柔道、合気道など多くの格闘技を体得しています。(MMAの大会にも出場しようとしていた)

なので、アクションにもキレがあり、コンドルが翼を広げたような構えも、かなりカッコ良かったんですが、なんか映画としてテンポが悪いというか…あと音楽がちょっと…残念な感じがしました。

後編が制作されるかどうかは、今作のヒット次第…ということで、う〜ん…心配です。

公開初日(京都での)に鑑賞しましたが、観客が3人でした…

私は続きが観たいのですが……

2024年2月9日、アップリンク京都にて鑑賞


今回のイラストはマルコ・サロール演じる「戦士」です。
劇中で役名がほぼ出てこなくて、パンフレットにも「戦士」としか書かれてません…

パンフレットの記事に「コロナ禍で劇場公開出来ないかもしれないので、YouTubeでの公開を予定していた」とあり、合点がいきました。

この映画、第一章から第九章にチャプター分けされていて、なんか全体としてのまとまりがなく、テンポの悪さを感じたのは、そういうことだったのかぁ…

マルコ・サロールのアクションが良かったので、なんとか続編に期待したいです。

あ……初チリ映画じゃなかった…

彼の主演作「ザ・リディーマー」(2014チリ)観てました。