『ゴジラ-1.0/C』(ゴジラ マイナスワン/マイナスカラー)

監督 山崎貴

脚本 山崎貴

出演 神木隆之介(敷島浩一)

   浜辺美波(大石典子)

   吉岡秀隆(野田健治)

   佐々木蔵之介(秋津淸治)

   青木崇高(橘宗作)

2024年公開(日本)



白黒(モノクロ)の世界で 生きて、抗え。


(マイナスカラー版のパンフレットはありませんでした)


○昨年末鑑賞して、とても良かった「ゴジラ-1.0」。

そのモノクロバージョンである「マイナスカラー」。

これも、かなり楽しみにしていた作品です。

で、予想通り、いや予想以上に良かったです。

ただのモノクロ版ではなく、当時のモノクロ映画の雰囲気が再現されていて、味わい深く観ることが出来ました。

全体的に暗めのトーンになっていたので、カラー版では見えていたものが見えづらくなっていて、それが恐怖心を増大させていたように感じました。

また、カラーに比べて陰影がはっきりしているからか、敷島のやつれた姿が、より鮮明に浮かび上がってました。

カラーもモノクロも、どちらもそれぞれの良さがあり、どちらも本当にいい作品でした。


2024年1月13日、ユナイテッド・シネマ大津にて鑑賞



といことで、今回は浜辺美波さん演じる「大石典子」を描きました。

↓↓↓ネタバレ注意↓↓↓





あの典子の首すじの「どす黒いアザ」のようなもの…
私はあれは無かったほうがよかったかな…
山崎貴監督は「安易なハッピーエンドにしたくなかった、でもバッドエンドにもしたくなかった。その狭間の着地点。」と言われてましたが、確実に二人とも被曝していて、さらに海中でゴジラ細胞が蠢いている……もう十分「安易なハッピーエンド」ではないような…
ならば、せめてあの家族の再会のあの瞬間だけは、素直に喜ばしい気持ちで観ていたかった…