大事な人が入院した時。
苦しい思いをしませんように。
そう願った方が良い。
そうやって。
すごく思う。
そう考えると。
お義父さんは。
あまり苦しい思いをしなかったように思う。
お義父さんの帰りたい思いから。
お義母さんお義姉さんが動き、自宅へ退院。
あとは。
お義母さん、お義姉さん、夫、私、で看護にあたり。
お義姉さんと私で点滴を管理し。
訪問看護の看護師からは。
「ここの家は心強いですね。」
そう言って頂いた。
今、思えば。
お義姉さんと相談させて頂きながら。
お義父さんが嫌がる、苦しくなる無理な看護処置はしないと決めて。
ちなみにお義母さんは。
お義父さんの褥瘡を治した。
褥瘡治癒って。
なかなかすごい事。
来月はまたお義姉さん家族。
帰省するかな。
普通に楽しい。
よく思う。
どうして私がこんなにあったかい家族に出会う事が出来たんだろうって。
先日は家出したと言いながら、深夜にうちに来た男の子がいた。
娘は嫌がった。
娘の目は静かに怒っていた。
でも。
自分も家出、というより母に追い出された経験があった。
行く場所なんかなかった。
理解が出来なかった。
家を出てから母と共に暮らす事は二度となかった。
忘れもしない。
まだ16歳だった。
だから話を聞いて。
「明日は帰るんだよ。」
「明後日は学校に行くんだよ。」
そう話して受け入れた。
その男の子の真実はよく分からないけれど。
大人になった時に。
否定されなかった事を思い出してくれたら良いなって思う。
ちなみに。
娘には話した。
弟の友達に怒るお姉ちゃんは、よくいるものだよって。
逆にそんなに怒る娘を心配もしたけど。
あとから笑ったお話。
今日は娘とまたお出掛けしようかな。