兵庫県芦屋のヨドコウ迎賓館の
お雛さまです。
犬山市明治村にある旧東京帝国ホテルを設計した
アメリカの建築家フランク・ロイド・ライト氏に
灘の酒造家・山邑(やまむら)の当主が別荘として依頼
大正13年に完成した建物で 国の重要文化財です。
そうそう、お雛さま、お雛さま。
絵はがき↑↓より
カメラは禁止です。
こんな、立派なお雛さまは、始めて見ました。
建物も立派だけど、お雛さまも 立派!立派!
京都の人形店「丸平」三代目木村平蔵氏に作らせたそうです。
1900~1901年に納められたそうで
全部、110歳のお人形さん達でした。
江戸時代の歌舞伎役者市松が美形だったので
その名をとって、市松人形ができたそうですが
ヨドコウ迎賓館に飾られていた市松人形も
ほんとうに可愛いお人形さんでした。
男の子の方に女柄の羽織が着せられていましたが
昔は男の子の方が女の子より
早死にしたので女の子柄の羽織を着せていたそうです。
市松格子とか模様にもいわれたように
よほど市松は、男前の役者だったのでしょうね。
部屋の所どころに飾られている花も
なかなか良い生け花がしてありました。
係りの男性が、やはりこの部屋にあうものを
飾らないといけませんからと
にこやかにおっしゃいました。
備前焼でしょうか。
後ろの松も枝が丸めてあり、すばらしく
この部屋にマッチした生け花でした。
それにしても、お雛さまって
大きくても小さくても
お値段が高くても安くても
素材がなにであっても 誰がつくっても
みんな、みやびだったり、可愛かったりして
季節のわかる人形があるなんて、
ホント、日本っていいな~~。