名古屋栄の街の真ん中といえば
広小路ですが、その一角にある「中央広小路ビル」で
今、愛知県立芸術大学の学長である
日本画家の松村公嗣先生の
「文芸春愁 表紙絵展 2014年12か月」を
14日まで開催しています。
今日は先生のギャラリートークが2時からあるとゆうので
行ってきましたー。
1月から12月までの12枚が、どれもすばらしく
色んな画法で描かれた絵はため息が出るほどでした。
そして、トークを聞く時間になったらドンドン人があつまり
私のように早くから椅子に腰かけた者はいいのですが、
ほとんどの方は、後ろに立っていました。
最近は、うつくしむ(いつくしむと同じ)とゆう言葉を
よく使うようにしているとか、「文芸春秋」には
2か月前に表紙絵を渡さなければいけないとか
もう4年も描いているとネタが無くなるとか
でも、日本は四季があるので良いとか
色々お聞きでき、又 文芸春秋の方からステキな
カレンダーが↓皆さんに配られました。
この↑ススキの絵は、薄好きの私にはたまりませんが、、、
本物を買うお金も無し、、、、カレンダーで辛抱します。
絵はがきも頂きました。(入場料無料ですのに、、、)
2014年の牡丹の絵の下地は真綿を広げて
その上に柿渋を塗り又、その上に金箔をはるとゆう
小品でも手抜きなしの、すばらしい絵でした。
夕べの「ぶらぶら美術・博物館」で三井美術館にある
酒井抱一のウサギと月の絵でも
ススキが風に揺れている、その風を何であらわしているのか?
カンナ屑のように薄くけずった木を画面全体に
斜めに貼り付けて下地をつくり
それで風を表し、その上に絵を描いていましたネ。
日本画の奥深さを見せつけられた気がしました。
お話しが終わってから、先生に「御園座の先生の緞帳は
どこへいきましたか」とお聞きしたら
岡崎信用金庫だと言われ、ご自分の師である
片岡珠子先生の緞帳は日本体育大学に行きましたよと
おっしゃいました。
今度の新御園座にも松村先生の緞帳が
架けられるといいな~と、ばぁばは
思いながら、街の雑踏の人となりました。