名古屋の御園座が建て直るまでの間、去年に続き
金山の日本特殊陶業市民会館で歌舞伎をやっています。
ロビーの花は少ない感じ
花は少ないけど、ほぼ満席でしたし大向うから掛け声も
ありました。 (去年は無かったので寂しい感じでしたが)
昼の部の出し物は始めての人でもよく分かる
『車引』 『棒しばり』 『人情噺文七元結』でした。
『棒しばり』の尾上松緑は棒に両手を縛ったまま
左手から右手に扇を上に放りあげて受け取る芸は
拍手をもらっていました。ウマイ!
気になったのは『文七元結』の女房お兼(中村時蔵)の
衣裳でした。
本所割下水に住む、酒と博打にはまっている
貧乏な左官の女房の役ですが、
(?)と思ったのは私だけ?
半襟がきれいな水色は許すとして
イヤ、これが一番おどろいたかも
掛襟が黒繻子、着物があきらかに絹で光沢があり、
いくら黒っぽい色でも木綿の光り方ではないわね~。
つぎはぎも無いし、、、、。
それに引き換え、
吉原に自分から身を売る決心をして行った
娘お久の着物はつぎはぎの、これは
いかにも貧乏な左官のところの娘とゆう、
これまた大げさ過ぎるほどの、つぎはぎで
母親の着物とそぐわない、、、、とゆう感じがしました。
最近NHKで盛んに時代劇を放映していますね。
作者が良いのでつい、見ましたが
先日終わった佐伯泰英の「吉原裏同心」
その後に始まった宮部みゆきの「ぼんくら」
BSの「大岡越前」と、見応えのある時代劇です。
そこには裏長屋の連中が頻繁に出てきますが
どの人物もみな木綿の貧しい着物を着ています。
ちょっと、時蔵の着物は いかがなものか(政治家?)と
思いましたヨー。(-^□^-)
誰か同意見の人現れないかな~。