家の庭の椿も散る今日この頃、
久しぶりの奈良へツアーでいってきました。
東大寺の南大門の ↓
運慶、快慶、湛慶たちの大プロジェクトの仁王様
1203年の作です。いつみてもスゴイな~。
8メートルですって。
新顔のミュージアムと
館内の広いレストランの壁画。
台湾からの、ハネムーンかと思いきや雑誌か何かの
撮影とかで(言葉が通じないので何となく
そう言っていた感じ)
五組も、あちこちで撮っていましたよ。
「修学旅行の、お通りだ~」と引率の若い先生みずから
いっていました。(*^o^*) ハイハイ。
東大寺に行った本当の目的は本坊に描かれた襖絵を
観にいったのです。今年の1月に亡くなられた
小泉淳作画伯が最後の大作だと精魂こめて四十面、
五年の歳月をかけて描かれたもので、以前から
一度見てみたいと思っていたのですが、
今回、大仏を建てた聖武天皇と光明皇后の1250年
記念で皇殿も解放して新しく作った
御礼服も展示されていました。
襖絵はお一人で描かれ全く大作。落款は
「平成の一画人がかいたものとわかればいい」と
この襖絵には、どこにも落款が書かれていませんでした。
変わった形の絵はがきですが、この絵の掛け軸も
小泉画伯の2006年の作です。その年から襖絵に
とりかかられたのですが80歳に近い お年でした。
画伯の作品は鎌倉の建長寺の天井画「雲龍図」や
京都の建仁寺の108畳の天井画「雙龍図」がありますが
東大寺の襖絵を描かれるまでは
水墨画が多く、はじめて彩色されたそうです。
本坊の桜と庭園です。
その後、時間があったので大仏殿の西の
戒壇院の千手堂の千手観音をみてきました。
「5日間だけ、御開帳してますよ」と南大門のところにいた
お寺の係りの方が教えて下さったので良かったーー、
何でも聞いてみるものですね。
この大きな厨子の扉絵は、すばらしいし、色が
きれいと思ったら平成10年に火事にあい
平成14年に復元したとのこと。 お寺さんて
よく火事になるのね~。
この後、吉野の金峯寺に行きましたが、
その話は又、次にします。(忙しいので、、、、)