愛知県美術館へ「円山応挙展」をみに行ってきました。
先月に続いて二回目です。
「雪松図屏風」と入れ替わって「藤花図屏風」が
今月は、展示されたので、、、、。
「上は、オアシスの下のB2からの入り口です。」
先月に展示されていた国宝「雪松図屏風」右
左です。
今回は、先月に買った小雑誌で 私なりに少し
勉強して行きましたので、それを ここに載せますと、、、、
松の幹は没骨(もっこつ)技法とゆう描き方です。
日本画の輪郭を描くとゆうのをやめて輪郭なしで
何度も墨をつけて重ね幹の皮をあらわし
伸びる枝は付立(つけたて)技法とゆう 筆に薄い
墨をふくませ 先だけに濃い墨をつけて筆の中で
グラデーションをつくり、横にたおして グーと
ひくと上が明るく下が暗くといった枝が出来上がるのです。
そして、その上に雪の白さを表現するには紙の白を
残して雪とするとゆう、 ナルホド。
今月の展示品 重要文化財「藤花図屏風」も
曲がった幹と枝を付立で描き 花だけを緻密に
描きあげるとゆう、その花と葉の まるで本物のようなこと。
私の一番気に入った絵は重要文化財「雨竹風竹図屏風」
右が雨、下が風。雨に打たれた竹は
全く、素晴らしいの一言でした。
横でやかましく話す、オバサンの三人連れが
うるさかったわ~。お静かに!
虫や花や鳥の写生も、すばらしい。
写生を図から画にしたのが応挙だそうです。
パトロンの一人であった円満院門主裕常の
書き残した秘文禄「萬誌」には応挙の画材の扱い方や
制作時の秘訣など門外不出の書付が
展示してありましたが、筆でよくここまで、、、、とゆうくらい
小さな小さな字でした。
家にくるケア・マネージャーさんや高校生の孫の字の大きさと
同じね~とゆうほど小さくて、今はペンだけど
筆でよくもあれだけ
小さい字が書けたものよとゆうくらいホント必見ですよ。
しかも、達筆。
そして、次は、好きも嫌いもない兵庫県の大乗寺の襖絵は
美術館の展示がすばらしく朝、昼、夕の光をあてて
それは、見事な展示方法でした。
重要文化財「松に孔雀図襖」は金箔の上に墨のみで
松と孔雀が描かれていますが、
松煙墨と油煙墨の二種類を使い分けて、光の加減と金と
年月でまさに青い色が使ってあるように孔雀の羽が
光り、見る者を圧倒させます。
会場の外のビデオでは、仏間に向かった襖をあけると
左右ピッタリと絵が合うのを映像で見ることができます。
前回は時間がなく30分のビデオを見られませんでしたが
今回は、ゆっくり見ることができました。
愛知県美術館もいいのですが
膝の痛い高齢者の見学者が多い昨今、
女性用トイレの洋式が少なすぎます。
御一考のほど よろしくお願いします。
と、まぁ~誰に言えばいいの(?)