清水寺の中の成就院(じょうじゅいん)の


襖絵は挿絵画家の中島潔画伯の絵です。


四部屋四十六面の襖に、あの画伯独特の


童が描かれています。はじめ お寺のほうは


童を絵の中に入れるのに躊躇したみたいですが


出来上がってみれば、そこにその子たちがいて


あたり前の絵になっていました。うめ吉とゆう


犬も描かれています。



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「成就院の写真はサイズがあわなくて添付できません

でしたので、悪しからず」


四部屋目は金子みすずの「大漁」の詩が


絵になっています。


「朝焼 小焼 大漁だ   大羽鰮の大漁だ

 濱は まつりのようだけど  海のなかでは 

何万の 鰮のとむらい するだろう」


イワシが本当に何千匹 描いてあるの?


と思うほど同じ方向を向いて描かれ、


それを描くにあたって毎日おくさんが


イワシを買ってみえたそうで、やはり腐ったイワシでは


絵は描けないとゆうことでしょう。


その中にも女の子(童)が立っています。


中島画伯は父親が画伯の母(うめ子)が亡くなった後、


二か月で後妻をもらったことが許せなく18歳で家を出て


一人で絵の勉強をした方。


 画伯の絵を一番に買った人は


さだまさしで、「風の画家」といったのも、


さだまさしだそうです。


襖の取っ手は真ん丸な梅の柄です。


うめ吉とは、雅号でもあり、絵の中の犬の名前でも


あるそうですが、襖絵は、広い成就院の畳の上に座って


見たときは 息をのむとは、このこと?


とゆう感じでしたが、


名古屋のデパートで見たときは


やっぱり、迫力がありませんでした。


あまりに狭く近すぎて 中には私位の年の女性が


「なんか気持ち悪い絵ね~」と言っていました。


あの、童の顔をみて言ったのですが、ほんとう、ちょっと、


可愛さからは程遠い童の顔とわたしも思います。でも


言葉に出して、よう言わんわ~。


(ま、話しかける相手がいなかっただけか・・・・・)


でも、あの顔が画伯の描く子供や人の顔だもの、


誰も描かない絵ですヨネ。 イエ、描けない絵ですよね。