今日は 上の切り絵とは関係ない、お話。
無理に結び付けるならラジオの音楽を聴いている娘
とゆうところにしましょうか。(本当はバレーのジゼル)
木曜日の夜の東海ラジオ「オールナイトニッポン」の
パーソナリティーは大竹しのぶです。
あの人の声はボソボソしていて
「ねないでよ。 ねないでよ。」と、時々言っても
つい、眠くなってしまいます。が、先週の彼女の
話は胸があつくなったので、ここに載せます。
以下、彼女の 話。
「先日、大阪のホテルから大阪駅までタクシーに
乗ったのね。そしたら、タクシーの運転手さんが
今日はお一人ですか?と聞くので はい、今日は
プライベートなので一人ですと言うと、今から
どちらまで?と聞かれたから、いつもは言わないけど
その時は何だか答えてしまったのね『福岡まで』と。
そしたら、その運転手さんが『勘九郎さんの襲名
披露公演の千秋楽ですね?』と聞くのでビックリして
『はい、そうです。なんでご存じなの』と聞いたら
『勘三郎さんには、今のホテルから、よく乗って
もらいました。あの方は、とても良いかたでしたね~。
私たちのような者にも気さくに接してくださって
あの方にお会いしなかったら、私は一生、歌舞伎と
ゆうものを知らないで終わっていたかもしれません』
と言われるので『そうです。勘三郎さんは、肩書の
あるような人たちではなくて、裏方のような人たちに
歌舞伎を楽しんでもらいたいと、いつも言っていた
人ですから』と言うと『本当に良い方でした。
亡くなられた時、ホテルのドアボーイと泣きました』
と言われて二人で又、熱い涙をながしました。
『今の話を勘九郎と七之助にも伝えます、吉江さんにも』
とタクシーの運転手さんに言いました。
福岡では前から二列目の席に座って千秋楽を 又、
泣いて見ました」とゆう話で
彼女の「熱い涙」とゆうところも気に入りました。
オールナイトニッポンを聞いてる若いリスナー達には
どこまで胸に届いたかわかりませんが、私は
かなり胸にとどきましたよ。
それこそ、熱い涙が流れそうになりました。