日本や、中国には墨絵とゆう 誠にむつかしい
画法がありますよね。
黒だけで遠近をあらわすなんて
至難のわざではないですか。
京都の智積院で日本画の大家の田淵俊夫画伯が
描かれた襖絵をみました。
その前に高島屋美術館で公開されたものを
真近でみました。
又、それ以前にNHKで制作の過程を放映している
番組も見ました。 それが
ご自身のスケッチを もとに昔で云う幻灯機で
はなれたところの白い高級紙の襖に写し、その映像を
線でなぞるという今まで誰もやらなかった手法でした。
そして仕上げまでに何年もかかられた大作です。
その絵が
デパートで見たときよりも、智積院で見たときの方が
何十畳もあるひろい部屋のせいか、どの絵も
やさしすぎるように感じたのは私だけでしょうか。
それとも、その前に長谷川等伯の北陸の海岸に
立つ松林を描いた、国宝「松林図屏風」をみたせい
だったのでしょうか。
「智積院のパンフレットより」
「絵はがきより」
「松林図屏風の 絵はがきを二枚ならべて」