美術品って、置かれた場所で全く 人に
あたえる印象がちがうものなんですね~。
去年、河口湖北に建つ「辻が花の久保田一竹
美術館」にいって、そう思いました。
何年かまえに松坂屋の美術館でみたときは
何て、すばらしい!!これが、シベリア抑留を
経験した男の人のつくる着物?と どぎもを
ぬかれましたが、
美術館ではちがう意味で どぎもをぬかされました。
そして、落胆しました。
ヒバの大木をつかった、ふきぬけの
ピラミッド型の建物のなかにガラスケースにも
入れず、しかも人とおなじ高さで しきりのロープもなく、
着物のハンガーにつるして 何着も飾られ
「手で触らないでください」と係りの人が言ってても
触っている人もいて (そりゃ、触りたくなるのも
分かるわ~、私も誘惑にまけそうになったもの)
クシャミをすれば、唾もかかるし、それはもう
無防備そのもの。せめて床から1メートル位の
高さにあれば他人の私がヒヤヒヤしなくて
すむのにね~とゆう感じの展示の仕方でしたが、
ま~、久保田氏が生前に 納得して創られた
ものだし、ミシュラン観光ガイドの三ツ星掲載の
美術館とあれば(誰が決めたか?パンフレットに記載)
後は個人の感じかた 受け止めかた次第ですから
いたしかたないわね~。
デパートの時の感激はどこへやら。ウ~~ン。
大抵は、持ち出して展示されている時より
その作品のための美術館にあった方が
良いのに・・・・。
「美術館の中の野外ステージ」
「その野外ステージで、当日は吉田兄弟プロデュースの
津軽三味『はやて』の特別演奏があり、一竹の
着物を羽織のように 着物の上にはおって
三味線演奏をみせてくれたイケメン三人組」
「演奏中は写真撮影はお断りとゆうので
終わってから望遠で撮ったものです」
撮った富士山。 上のは
夕焼けに染まっていました。
富士山が、ま~いいじゃないのと
慰めてくれたかな~。」