![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240520/20/alxd0622/61/06/j/o1080071315441274519.jpg?caw=800)
へろう。
お元気でしょうか。
私は結構バタバタな日々を過ごしているよ。
昨日はメトロックだったけど、観てくれた人ありがとう。
その後の思い出はGENちゃんからもらった寿司を食べたぐらいかな。
日付変わって、今日も曲作りとリハーサルな私だよ。
猫の毛が服にくっつきまくっている。
猫飼いの人はわかると思うけど、大変な時期だね。
コロコロが売れているだろうね。
さて、我々の新しい作品が出ました。
「SINGLE 1」
VANILLA SKYを抜きにすると、本当に久しぶりのCDシングル。
次の旅路(アルバム)への第一歩目ということでこのタイトルにしました。
他にも色々な理由はあるけどね。
少し内容を話しましょう。
1曲目の“冷めちゃう”に関しては2日かけて完成した(デモがね)。
丁度その前ぐらいから「こういうコード感で、響きで速度の速い曲で~」
みたいな大凡のイメージはあって、なんとなくライブの楽屋とかで
さりげなく弾いていたから早くできた。
制作1日目には”冷めちゃう”の原型みたいな曲があったんだけど、
メンバーの表情はそこまで晴れてなかったね。気がしていた。
リアドは結構気に入ってくれていたかな?
でもなんか反応がイマイチだったので「そうか…」ともう一度こねることにした。
確かにコーラスがわかりやす過ぎたというのがあるなーとか帰りの車で考えたりした。
もうなんかその”トンネルをくぐりぬけた爽快感”はちょっと今の気分じゃない、
というのがメンバー感で漂っていたんだと思う。
もう少し、低温調理しながらじっくりと身体に侵食していくような曲を作りたい、
というか作る時期にきていると思ったわけだ。
2日目にこのメロディーラインを皆に渡した時は皆ちょっと驚いていた。
あーこうきたか、みたいな。少なくともそんなような気がした。いい意味でね。
白井くんがかなりの速度で反応したのを覚えいている。
「好き」といってくれてね。それが嬉しかった。
「好き」という言葉は本当に強い。
男性に言われようが、女性に言われようがやっぱり火照ってしまう
(そりゃ女性の方が嬉しいけど)。
作り手としては「良いね」とか「売れそう」とかより全然染みる言葉だ。
そこからは速かった。
もうほぼレコーディングそのままできるように、
ライブでもすぐできるように想定しながら作っていった。
歌詞もその場で書き始めていた。
なんとなく映画のような雰囲気を作りたかった。
恋愛感も散りばめつつの歌詞のように捉えられるだろうけど、
自分としては土台に置いたのは”焦燥感”だ。
自分の熱が冷めるのをただ眺めているだけか?否か。
ということを描きたかった。
それにしても歌詞のことを最近考える。
よく他の曲でもこれは恋愛の歌ですか?友情の歌ですか?とか聞かれるけど、
歌詞というのは一つのことだけをテーマにして作り上げていくわけではない。
少なくとも俺は。書いてる途中に様々な感情や風景に文が枝分かれしていく。
それらすべてが大事な要素だと俺は思う。
もちろん”わかりにくく”はなるんだろうけど、
そこの散らかりこそ面白い部分であり、
言葉では表現できないから人間特有の曖昧さなわけで。
だから歌詞にするわけなのだ。
“文章”ではなく”歌詞”である良さなのだ。
だから捉え方は人それぞれだし、正解なんかない。
あってたまるかとさえ思う。国語じゃないんだから。
話を戻すと”焦燥感”についてなんとなく描きたかった。
夢だったり野望だったりへの熱量というのは思いがけないところで減ったりする。
それが強ければ強いほど。ちょっとしたことでね。
そういう人のups and downsを描いてみたかった。
客観的にね。
私でも心が折れそうになることはある。
「いつも強気でいいな」とよく言われるけどそんなことない。
そう思われているならむしろ嬉しいけどね。
しかし私もいっぱしの人間である。
だからこそ強く生きていかなきゃ俺は無理だ。
落ち込む日があっても、泣くことがあっても(いや泣きはしないけどね)
次の日には生意気になれている。
そして昼飯を食べ終わった頃には往年のアクセル・ローズばりに捲し立てないと気がすまない。
それはもう自動的に腹が立ってくるんだろう。
その傍目からみるとあまりよくない感情でも俺には役立っている。
毒薬変じて薬となる、とはこのことである。
だからこの焦燥感を”活かす”方を選んでいる。
それが自分に合っている。
ただ、やるだけ。それしか結局ない。
まぁもういいか、じゃ無理なのだ。
だって自分が無理なわけだから。
そんなことを考えながら描きました。
「冷めちゃう」
とにかくライブで、ライブハウスで放たれる日が待ち遠しい。
浴びに来てください。
★
さて、曲作りに戻ります。
またまた長い文章になったね。
もっと軽い感じで次は書こうかな。
アフタースクールに関してでも。
ここ最近のフェスやらライブではじめましての人、よろしくお願いします。
ここで出逢ったが縁なので、連れ回します。
色々とお楽しみに。
ではでは。