ラブラブ全22話



★スタッフ
ふんわり風船星監督:荒木哲郎
シリーズ構成:吉野弘幸
キャラクター原案:redjuice(supercell)
音楽:澤野弘之
music:ryo(supercell)
アニメーション制作:プロダクション I.G
製作:アニプレックス、フジテレビ、プロダクション I.G


★キャスト
桜満 集:梶 裕貴
恙神 涯:中村悠一
楪いのり:茅野愛衣
篠宮綾瀬:花澤香菜
ツグミ:竹達彩奈
校條 祭:嶋村 侑
魂館颯太:阪口大助
寒川谷尋:水島大宙
草間花音:寿 美菜子
供奉院亜里沙:遠藤 綾
四分儀:子安武人
アルゴ:勝 杏里
大雲:高口公介
ダリル・ヤン:内山昂輝





⭐あらすじ

西暦2029年。宇宙から飛来した未知のウイルス、通称〈アポカリプスウイルス〉の蔓延によって引き起こされた大事件「ロスト・クリスマス」から10年後の日本が物語の舞台である。荒廃し、無政府状態となった日本はアメリカ軍を中心とする超国家組織GHQの隔離統治下に置かれていた。

桜満 集(おうま しゅう)は世間やクラスメイトに対してどこか冷めた視線を向ける男子高校生で、神秘的な歌声を持つ謎の歌手楪いのりの熱心なファン。周囲との微妙な距離を保ちつつ平穏な日々を過ごしていた集はある日、お気に入りの場所である廃校舎でいのりと出会う。傷を負った彼女はレジスタンス組織「葬儀社」のメンバーというもう一つの顔も持っていた。集は、GHQから最高機密「ヴォイドゲノム」を盗み出した楪いのり、葬儀社のリーダー恙神 涯らと関わる中で「ヴォイドゲノム」に触れ、〈王の能力〉を宿してしまう。

力を手に入れた集は、「葬儀社」に協力しGHQを退ける。しかし「葬儀社」への加入要請は断り、元の日常に戻る道を選ぶ。しかし集のクラスにいのりが転入してきたことや、 親友だと信じ、互いの秘密を隠すことを約束していた八尋の密告によりGHQに逮捕されたことで、「葬儀社」による救出作戦が行われ 集は否応なしに「葬儀社」に加わる羽目になり、組織の中核となってしまう。茎道率いるGHQが引き起こした〈第2次ロスト・クリスマス〉、そして自分と同じく〈王の能力〉を持つ謎の少年ユウとの接触により、集は封じていた過去の記憶を思い出す。その過去の記憶とは、姉の真名と親友であると思い出した涯との幼き日々であり、同時に真名はロスト・クリスマスの元凶であったことも思い出す。ウイルスに侵されていた涯は、集に、自分ごと真名を殺すように頼み、集はそれを涙を流しながらも受諾する。いのりは集に、「涯はありがとうと言っていた」と伝えると、二人は涙を流し、その死を悼んだ。

その後、第2次ロスト・クリスマスにより天王洲第一高校が学生たちの避難所となる中、GHQの情報工作により会長の亞里沙や綾瀬たち「葬儀社」メンバーは窮地に陥る。事態を収拾し皆をまとめるため、集は自らの〈王の能力〉の存在を明かし、その力で生徒達を守るために生徒会長に就任する。しかしGHQの圧力により物資不足から平等な避難生活を送ることが困難となり、その打開のために谷尋が提案した「ヴォイドランク制」の導入を悩む中、祭が命を落としてしまう。自責の念に駆られた集は「ヴォイドランク制」を導入し、低ランクヴォイド能力者達を酷使する暴君と化す。脱出作戦「エクソダス」を発動するが、ヴォイドの真実を知った他の生徒たちのクーデターに遭い、さらに謎の復活を遂げた涯に右手を切り落とされ〈王の能力〉を失ってしまう。

その後いのりまで奪われてしまった集は放浪をつづける中、自らのこれまでの罪、アポカリプスによるあらゆる事を1人で背負うべく、ヴォイドゲノム3本の内の最後の一本を撃ち込み、王の能力とそれを宿した自らのヴォイド「右腕」を取り出せるようになり、それによって仲間を襲っていた嘘界を葬り、仲間に再び協力を求め、いのり救出に向け動き出す