ある思惑から同盟を結んだ韓国財閥オーナーの隠し子と野心家の幼なじみが、非情な権力争いを繰り広げ、社会の頂点を目指す復讐劇「予期せぬ相続者」が、ディズニープラスの「スター」で、2月28日から独占配信されることが決定。このほど、日本版本予告(https://youtu.be/pxWYuFcwa-g)とポスタービジュアルが公開された。




 冷酷な継父から長年虐待を受け続けたハン・テオ(イ・ジェウク)は、鋭い頭脳と冷徹な理性で、継父を刑務所に送り込むと、別の街で新たな生活を始めた。しかし、転校先の高校では、大成功をおさめたカンオグループの会長の婚外子であるカン・イナ(イ・ジュニョン)がコネと端正な顔立ちを武器に、周囲を威圧していた。



 転校早々、テオはアカデミックな才能を発揮し、真っ先にイナに目をつけられるが、その圧力に屈することはなかった。一方のイナは、財閥家の婚外子として捨てられた恨みから、自分の存在を認めさせるため、幼い頃から会社の乗っ取り計画を企てていた。そんなふたりが、それぞれの目的を果たすため、同盟を結ぶことに――。時を経て、韓国最高の財閥家のトップを狙う計画を立て、早々に成功をおさめたイナとテオ。順調に出世街道を歩み始めたように見えたが、大学在学中に出会い、借金まみれの母親に育てられるも、取り立ての高利貸しと戦いながら這い上がろうとする野心的な女性ナ・ヘウォン(ホン・スジュ)と再会し、彼らの運命は大きく変わっていく。



 主人公のテオを演じるのは、ブレイク必至の若手俳優であるイ・ジェウク。ヒョンビンとパク・シネが共演したドラマ「アルハンブラ宮殿の思い出」でデビュー後、わずか2年で「ドドソソララソ」の主演に抜てきされ、主演したファンタジーロマンス活劇「還魂」も大ヒットした。演技力の高さに定評があり、日本でも2023年に初めてファンミーティングを開催し、人気が急上昇している。

 イナ役には、ボーイズグループ「U-KISS」出身のジュンことイ・ジュニョン。最近では「D.P.脱走兵追跡官」「マスクガール」に出演し、俳優として躍進する人気スターが、善と悪が共存する複雑な役柄に挑んでいる。テオ、イナと同様に、幼い頃から貧困に苦しみ、その人生から抜け出そうと野心むき出しで玉座を狙う、美ぼうと知性を兼ね備えた女性ヘウォン役に、モデルとしても活躍するホン・スジュが起用された。




ポスタービジュアルには、カンオグループ会長のカン・ジュンモ(チェ・ジノ)らしき人物に、鋭い眼差しを向けるテオ、イナ、ヘウォンの3人が描かれている。「俺たちがどこまでできるか見せてやるよ」というメッセージから、同盟を結んだ彼らが、どんな手を使いトップに上り詰めるのか、欲望渦巻く心理戦に期待が高まるデザインだ。

 また、テオが、カンオグループの巨大なビルを見つめる姿から始まる本予告では、殺人犯の父親の存在が付きまとい、そこから“抜け出したかった”テオ、婚外子として実の父であるカンオグループの会長に近づき“認められたかった”イナ、そして“這い上がりたい”ヘウォンと、それぞれの役どころが映像を交えて紹介される。

 そして、「どん底の負け犬たちの反乱が始まる」というメッセージが浮かび、最上階の扉が開かれるシーンへ。複雑な関係図が書かれたボードが映り込む場面からも、彼らの綿密な計画が垣間見える。血まみれの人物が横たわり、血を浴びたテオの姿は、波乱の展開を予感させる。底辺から頂上を目指す3人が、野心と自信に満ち溢れ、冒頭の姿とは見違えるスタイリッシュな人物に変わっていく様子も見どころだ。

 「予期せぬ相続者」は、ディズニープラスの「スター」で、2月28日から独占配信開始(全12話/毎週水曜に2話ずつ配信)。