🎩『えんとつ町のプペル』
🎪2020年12月25日

時計100分
🎞バリアフリー音声あり
🖊字幕あり

  • 製作総指揮・原作・脚本:西野亮廣



  • 監督:廣田裕介


声優




⭐あらすじ

舞台は4000mの崖にかこまれた、えんとつだらけの町、朝から晩までけむりがもっくもく、

空はいつもけむりに覆われていた。

この町にはルールがある。

1,空を見上げてはいけない

2,夢を信じてはいけない

3,真実を知ってはいけない

町の住人は煙の向こうに何があるのかを知らない。



しかし、えんとつ掃除屋のルビッチだけは星の存在を信じていたのだった。

そんなある日の夜、空から赤い塊がゴミ山に落ち、

そこからゴミ人間が生まれた。

ハロウィンの日にルビッチはゴミ人間に出会い、

「ハロウィン・プペル」と名付け友達になる。 

異端を許さないこの町の統率者レター一族と参謀

トシアキはプペルを危険人物とみなした。



 彼らに追われながらも、心を通じ合わせたルビッチはプペルに対し、煙の向こうには星があると信じていることを、誰にも話さないという約束で打ち明ける。



ある日、町に流れるドブ川沿いを歩いていたプペル、それを見つけた、いじめっ子のアントニオ達に声をかけられる。 ひょんなきっかけでプペルは星の存在の話を、彼らに話してしまう、途端、激昂するアントニオ、わけもわからず殴られ続けるプペルは川に落ち、流されていくのであった。 騒動にかけつけた異端審問官にアントニオ達は星を信じるプペルとルビッチの事を話してしまう。 プペルがアントニオ達に星の話をしたことを知ったルビッチは、彼を遠ざけてしまうのであった。




雨の降るある夜、渡したい物があると、プペルはルビッチの自宅を訪れた。 やりとりの最中、ある事がきっかけでプペルの心臓が大きく動き出す。 そして、心臓に引き寄せられるように海からボロボロになった巨大な船が現れる。 町の人たちは、怪物が海から打ち上げられたとパニックに陥る中、ルビッチとアントニオだけは気付いたのだった。 それは、ルビッチの今は亡き父親ブルーノが作った紙芝居「えんとつ町のプペル」に描かれていた船の絵とよく似ていることに。



そして、物語はここから大きく動きだす。

星の存在を信じていたために異端審問官に消されたブルーノの想いも引き継ぎ、ルビッチとプペルはこの船を使って町の人たちに星を見せることを企てる。 えんとつ掃除屋のボスであるダンや、プペルが町に現れた時からなにかと手助けしてくれていたドロシー達の協力も得たことで、異端審問官から逃げながらも、同じく星の存在を信じる鉱山泥棒スコップの力を借りて大量の無煙火薬を入手する。 スコップからは星の存在だけでなく、住人が外の世界を知ることを阻むために、町の政府や異端審問官がえんとつから出る煙で町を覆っている経緯も知っていて、その昔、酒場にて酔っ払った勢いで、星の存在や異端審問官の策略についてブルーノに喋ってしまったことを告げられる。 スコップによると、元々、えんとつ町は、中央銀行の支配を恐れたレター一族が、昔、あの巨大な船に乗って移住してきて築いた町だと、そして、当初は中央の目から逃れるため、えんとつを立てて煙を張り、外部との接触をなくすことで町を守っていたのだが、それが今や、政府が住人を外の世界を知らせず閉じ込めるように成り下がったのだという。





ルビッチとプペルはたくさんの風船に大量の無煙火薬をくくりつけて船に積載。 熱気球の要領で浮かぶ船の出発準備に入る。 星を見に行くために実際に行動を起こし、知らない物を怖がり、希望に蓋をする人々の前で、決して勇敢ではない一人の少年が、大きな声を上げたことで、これまで星の話を信じなかった多数の住人もルビッチやプペルを応援するようになり、船の出発を阻む異端審問官らを、住人とえんとつ掃除屋の仲間、そして、ついには、アントニオ達の協力のもと、船は無事に出発し、煙に包まれた空に向かって上がっていく。

一難去って、また一難ありつつも、空を塞ぐ煙の周辺で計画通りに無煙火薬を爆発させることに成功。 爆風により煙は晴れ、まばゆくキラキラした空がそこには広がっている。 ルビッチは、空や星の存在を明らかにするという夢を叶える。

「頑張ったなチビ」。ルビッチの隣にはプペルに成り代わったブルーノの姿が浮かぶ。プペルの脳のパーツはルビッチがえんとつ掃除中に川に落として失くし、ゴミ山に流れ着いたブルーノの形見のブレスレットだったのだ。

次の瞬間、ルビッチに安堵の表情を浮かべ、ポロポロと崩れていくプペル。 崩れたプペルから赤い塊・心臓が浮かび上がり飛び去ると、それはまばゆく輝く星になった。