『ドライブ・マイ・カー』の濱口竜介監督らとともに、日本映画監督として海外から高い評価を得ている深田晃司監督。


最新作にして9本目の長編映画『LOVE LIFE』の

北米配給権を、アメリカの配給会社オシロスコープ社が獲得。ニューヨークで開催されるMoMI(Museum of The Moving Images)First Look Festivalにて

上映されることになった。 

【画像】第14回TAMA映画賞最優秀作品賞などを受賞 本作は、2022年9月に日本で劇場公開。

同年の第79回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門にも出品され、国内外で高い評価を得た作品。 

映画は、ミュージシャン・矢野顕子の1991年にニューヨーク移住後に発表した初のアルバム「LOVE LIFE」に収録された同名楽曲をモチーフに、

「愛」と「人生」に向き合う夫婦の物語を構想期間

18年の時を経て完成させた。木村文乃、永山絢斗、

ろうの俳優・砂田アトムらが出演した。 

オシロスコープ社の買い付け担当者、アクイジションマネージャーのアーロン・カッツ氏は、

「我々は長い間、深田晃司監督のファンでした。この真情がこもった映画の公開に関わり彼と一緒に働く機会を得たことを嬉しく思います。深田監督は感情的な筋立てによって複雑なキャラクターを作り上げている一方で、同時に、相対的に彼の世界を展開できるよう現実的な選択をしている。彼は現代の巨匠であり、本作を観客の皆さんと共有できて胸が躍る思いです」と「DEADLINE」に語っている。




 本作は、3月15日から19日までニューヨークで開催されるMoMI(Museum of The Moving Images) First Look Festivalにダルデンヌ兄弟監督の『トリとロキタ』などとともに選出されており、

アメリカで本格上陸する。 

『LOVE LIFE』は全国にて公開中。