蚊の墜落とオリムピック観戦記 | 健全なVINYL中毒者ここにあり

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木、金曜の両日の朝が道が空いていて快調だな、と思っていたら、金曜日の昼に祝日だったと知った。なんで祝日になったのかまったくわからないが、昨土曜日はまたまた午後からバイクでコテージへ。

 

 

あれ!?アセアセ

 

買い物以外の寄り道をせず、1505に現地着。もう日が陰っていて、動かなければ汗も出ない。

 

だがさすがに周囲が草ボーボーすぎるので、もうちょっと涼しくなった1715頃から草刈りを始めた。草刈り機って、どうしていつもあんなに始動するのが大変なのか?始動するための機器が別に必要なんじゃないかい?草刈り作業そのものより、始動のために大汗をかいた。

 

夏場は火を扱う意欲が大きく減衰する。料理などもってのほか。3週続けてレトルト・ソースのスパゲッティ。まあでも俺はそれで極めて満足。

 

2230におすやみ~。どういうわけか、ひどく蚊に悩まされて夜中に起きた。

 

 

おはよう!0755に本格的に起床。ものすごく天気がいいな。ゲンナリ~!

 

 

もうなんかね、これぞ夏って感じ。深い緑に高い空。

 

朝から蚊取り線香を焚いた。今年はヒールーが少ないから、というわけではないだろうが、蚊が多い。そして人生で初めて目撃した。煙に包まれた蚊が、墜落する瞬間を。山間部の蚊は住宅地の蚊と比べると殺虫剤に弱いな、という印象を持っていたのだが、それは本当だったのか。蚊取り線香の煙は直接的に蚊を殺すのではなく、漂っていればなんとなく蚊が寄ってこなくなる効果があるくらい、かと思っていた。しかし今日初めて決定的な瞬間を目にし、かなり感動した。ちなみに今日の蚊取り線香はフマキラー製。

 

さて今日も暑い。昼間は神奈川高原ツーリングへ行く。

 

 

森閑とする山寺への一本道。

 

 

かなり古くて壊れそうだった(じじつあちこちで壊れていた)本堂。美しいね。巨大鯛焼きがユニーク。

 

 

よーやるよ、こんな暑い日に。

 

 

これはいいよなー。橋上から飛び込みたかったよ、マジで。

 

 

廃トンネル。扁額を探したけれど、見つからなかった。ヒンヤリとした風がよかった。

 

調べてみたら、1918年に海軍が横須賀まで水道を通した痕跡らしい。2007年まで使ってたというが、ほんまかいな。

 

 

猪供養塔とは見たことが無い。

 

 

ん?

 

 

これは珍しい。プリッとしたお尻の赤子が這い寄っている。たしかにご慈悲の深そうなお顔をしていらっしゃる。

 

そんな調子で、距離を走るよりも集落をブラブラしていたのだが、今日はなにやら様子がヘン。なに~、交通規制だと!?チャリンコ競争?よーし、見てやらふぢゃないか。

 

ゲ、オリムピックか。厳重なわけだ。競技ルートに近づく道路はあちこちで封鎖されている。バイクに乗ったまま、とりあえず封鎖中の警官に‘ようよう’てな感じで近づいて、‘ちょっとそっちで用事あるから’と言ったら通してくれたほっこり。自衛隊員までウロウロしていたけど、とりあえず彼らの役目は厳重感をだすことだな。

 

 

ちょっと離れたところにバイクを停めたが、いきなり競技ルートにでた。もちろんここまでバイクで近づくには、メインのルートなど通らず、山道、農道のマイナー・ルートを経てきた。周囲には1時間近く山道を歩いてきたという方も。

 

 

ひとつひとつ何をどこに置くか決められていたようだ。

 

 

女子ロード・バイク。進行方向。じゃっかん下り。

 

もう俺が到着した時分には道路は完全封鎖中で、ひっそりと静か。住民の横断すら許されていなかった。忠実な係員がいちいち機械的に‘渡らないでくださーい’と叫んでいたが、地元のじーさんばーさんはまったく意に介さずヨロヨロと横断する。ひとりおじさんが渡り始めたところ、やっぱり怒られていたが、そのおじさん、‘あー、もう半分以上来ちゃったよ~’とか言いながらニヤニヤと渡っていた。おまわりさんも苦笑い。

 

 

背後はこんな感じ。山間部でも街に近いエリア。

 

なんとなく周囲に人が集まってきた。25人くらいいたか。ほとんどが近隣の家族づれとか、じーさんばーさんだが、俺みたいにわざわざ来た人もチラホラ。

 

 

20分も待ったろうか。最初の車両が来た。

 

 

 

この前2輪バイクが大量に走っていた。

 

 

 

その後大型バスやら撮影やら警察車両やら来るわ来るわ、何十台も通過。拡声器で係員が‘今のが通過30分前でーす’という。まだ待つのか。暑い!

 

やがてバラバラとヘリコプターの音が。今頃はあの下あたりか。

 

そして10分前を知らせるというまた別の隊列が通ってしばらくして、ヘリコプターがさらに低空で舞いながら近づいてきた。

 

 

来たか?

 

 

来た~ゲラゲラ

 

 

第一集団5人。先頭は南アフリカ、続いてオーストリア(隠れて見えない)、ポーランド、イスラエル(青いユニフォーム)、ナミビア。

 

なんかアッという間で、カメラの画面だけを見ていたから実物を見られなかった…。

 

その後しばらく音沙汰なし。昨日の男子は団子で一気にやってきて、すぐに全員通過して行ってしまった、と昨日も見たおばさんが言っていた。

 

10分以上経ったころ、第二集団登場。

 

 

2人。ちょっと国はわからない。

 

 

後続の代替チャリを積んだ車をボケながら撮影。SHIMANOがスポンサーなのかえ?

 

 

さらに5分くらい経った頃。

 

 

うおー、大集団来た。われら集団からも歓声がとぶ。中央の選手はキプロス。右に並んだイタリア選手の太腿やばい。たしかこの中の誰かが、ドリンクの空ボトルをこちらに投げてよこした。どぶろっくだったら、‘俺のこと好きなんじゃないの~♫’。

 

けっきょくこの集団の後に一人だけちょっと離れて黒人選手が通過して、それが最後。その後に各国のスタッフが乗った乗用車が国の数だけ追随。ヨーロッパの各国はバック・ミラー前面に国旗をあしらっていて、かっこよかった。見惚れていて写真撮り忘れ。見惚れたというより、ノリノリに腕と腰振って踊ってたんだけどねもぐもぐ。最終盤に救急車3台が通過後、オーラスの車両がピッピッピッと警笛を鳴らしながら通過してすべての終了を宣言して終わり。

 

 

この人だけ愛想よかったなあ。‘俺のこと好きなんじゃないの~♫’?

 

 

アディダスの靴を履いていて前日に怒られたという、ボランティアのお嬢さん(©みのもんた)。近所にお住まいだそうだ。い・ろ・は・す4本を事前に配られたそうな。1日2本で。

 

さて、横浜に帰ってきたら、ちょうどこのレースのゴール直前。ネット中継で結果を見届けて、以下を書きます。

 

優勝したのは、オーストリアのアナ・キーゼンホーファー選手。うわー、よりによって隠れて写っていなかった~選手や笑い泣き

 

 かっちょいいよ。

 

キーゼンホーファー選手だけぶっちぎりでゴール。私が見物した段階では各集団にかなりの距離があったが、2位以下は団子でゴール。最後は坂だらけでキツそうだったなあ。

 

ちなみに、写真で触れた南アフリカのカルラ・オバーホルザー選手、キプロスのアントリ・クリストフォロー選手は途中棄権だったそう。67人中19人が棄権って、厳しいのか普通なのか、この競技にまったく造詣が無い俺にはわからない。

 

そして、レースの公式動画の1時間30分少々経過あたりに、カメラを構える俺がメッチャ写っていることを報告します。