こんにちは。鈴木真奈美です。
アメリカ大統領戦で、
バイデン氏が勝利宣言をされましたね。
勝利の行方だけでなく、
印象的に残ったのは、
米国初の女性・黒人副大統領への道がひらけた、
カマラ・ハリス氏のスピーチ。
ご覧になった方も多いと思いますが、
残しておきたくシェア。
「私が初の女性副大統領に
なるかもしれませんが、
最後ではありません。
すべての幼い女の子たち、
今夜この場面を見て、
わかったはずです。
この国は可能性に満ちた国です」
「肌の色や性別に関わらず、
みなが尊重されるべきです」
違いを、敵とみなさず、
話しあい、
認めあい、理解しようとする努力が必要だ、と。
アメリカでは埋もれやすかったであろう、
移民の両親の元に産まれたカハラ氏。
何の後ろ盾もなく、
生まれやパートナーに頼ることもなく、
自らの力を信じて進んできた方の言葉は、
染み入りました。
新しい風が、吹き始め、
新しい歴史、新しい時代が始まりましたね。
こういうタイミングは、
新たなスピーチだけでなく、
過去のスピーチを見直すのに
いい機会なので、好きなんです💖
やっぱり歴代大統領戦は、
勝利の行方もですが、
敗北宣言する方の器の大きさも圧巻です。
引き際に、
その人の本質があらわれますね。
友人が、過去の敗北演説を
贈ってくれたので、
その中から、２つシェア。
１つ目は、４年前、
ヒラリー氏が敗北を認めた演説です。
（お写真はCNNから引用）
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アメリカン・ドリームは大きい。
誰もが夢見て良いほど大きい。
全ての人種、全ての宗教、全ての男性と女性、移民、LGBT、障害者。全ての人たちのものです
皆さんに、特に若い人たちに聞いて欲しいんです。
私は、自分が信じるもののために、
生涯をかけて戦ってきました。
勝ったことも、負けたこともあります。
辛い思いもしました。
あなたたちも、勝つこともあれば、
負けることもあるでしょう。
負けることは辛い。
でも、決して、信じることをやめないでください。
正しいことのために戦うことは、
価値のあることです。
やるべき価値のあることなんです。
私たちは最も高い『ガラスの天井』を
打ち破ることはできませんでした。
でも、いつか誰かが打ち破るでしょう。
そのときが、今、私たちが考えている以上に早いことを望みます。
（そして、全ての少女たちに聞いて欲しい）
あなたは、価値がある存在で、しかも力強い。
あなたの夢を実現する機会を追い求めるに値するんです。
そのことを、決して疑わないで。
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最後は、故ジョン・マケイン議員の敗北演説。
過去の選挙戦のデータを見ていた時に、
２００８年が目に止まりました。
２００８年の大統領選。
バラク・オバマ氏の勝利確実が伝えられたあと、
マケイン氏は地元アリゾナ州で
支援者を前に敗北を宣言。
オバマ氏に電話で祝福を送ったなどの発言に
支持者がブーイングしても、
マケイン氏はこう続けます。
「please（お願いですからやめてください）」と制し、スピーチを続けました。
「オバマ氏を祝福するだけでなく、
この国の繁栄のために次の大統領に善意を送り、
共に集い、必要な妥協点を探し、
異なる意見を持ちながらも譲り合い、
協力する努力をしてください。
どんな違いがあろうとも、
私たちは皆アメリカ人です。
これからは、
大統領が成功するよう全力を尽くします。
Vala Afshar@ValaAfshar
John McCain’s concession speech to President @BarackObama in 2008 https://t.co/kasLB4AJ0P
2020年11月06日 13:07
未来に希望を持ちながら、
過去からも学ぶ。
大きな節目の２０２０年１２月、
新しい風が、次々吹いていきますね。
今週もあなたにとって、素敵な１週間となりますように。
今日もありがとう。
鈴木真奈美
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