(出典:朝日新聞デジタル)
昨日から、心がザワつくというか、
心が空っぽです。
哀しい、
辛い、
空虚・・・・
どれも薄っぺらい言葉で、
言葉になりません。
実際に、お会いしたのは、たった2回。
その方を想い、
心が泣いています。
105歳。
最後の最後まで、
使命を全うされたお方でした。
変な話ですが、
あれだけの富と地位、
そして、財力があれば、
「余生」を遊んで暮らすことも、
できたでしょう。
それでも、最後の最後まで、
現役でした。
人のために生き、使命を全うされました。
「(日野原先生が)講演のために、家を出るのは、
毎回、決死の覚悟だと思うの。
だって、年齢的にも、
外出したら、
そのまま、帰ってこれないかもしれないから。
使命のため、人のために
生きている方だからこそ、応援したいと思う」
というお嫁さんの言葉が、
改めて、鮮明に、思い出されます。
【地位や名誉は死ねばなくなります。
財産も残したところで争いの種をまくだけですが、『ありがとう』のひと言は、残される者の心をも救う、何よりの遺産です】と、生前、ご本人がおっしゃっていたとおり、最期も、ご家族へ「ありがとう」と言って、息を引き取られたそう。
一昨年、ご自宅にお邪魔した際、
ずっと笑顔で語ってくださいました。
その後、地球ファミリーのDVDをご覧くださって、
「そうそう、その通り」と共感してくださいました。
「また遊びにおいで」というあの言葉が、
今生での最後になるとは思わず・・・。
「また」「いつか」というほど、
不確かなものはありませんね。
(↑嬉しくて、緊張しすぎて、顔がこわばる私・・・💦)
日野原先生は、
無理に命を延ばす治療に反対され、
胃ろうなどの延命措置も頑なに断られたのだそう。
きっと、いろいろな覚悟があったことでしょう。
「死は生き方の最後の実践」というご本人の言葉とおり、
最後の最後まで、実践者でした。
今生でのお役目をすべて果たされた今、
天に還られ、
神様に祝福されるのでしょう。
たくさんの想いを遺してくださったこと、
本当にありがたいなと。
今日、日野原先生にご縁をつないでくださったFちゃんが、
「地球ファミリーのこれからの活動、きっと先生が天国から応援してくださるでしょうね」と、メッセージをくださいました。
言葉になりません。。
Fちゃん、ありがとうございます。
私にとって、
地球ファミリーという生き方と言えば、
森のイスキアの佐藤初女さん、
そして、日野原先生でした。
志を持ち、
使命を全うされた方達。
表現や形は違いましたが、
お二人とも、
「地球ファミリー」に、
共感してくださっていました。
心の支えだった方達が、
次々と、天に還られること、
本当に悲しく思うとともに、
生前に、実際にお会いでき、
お話させていただいたり、
アドバイスいただけたことが、
本当に有り難いと思うのです。
命の最後は、いつ訪れるかわかりません。
今、生かされている命に感謝しつつ、
私は私にできることを、
精一杯、ひとつひとつ、
積み重ねていくしかない、ですね。
受け取った命のバトンを、
意識しながら。
最期に・・・
日野原先生のご著書より。心に残った言葉です。
●生きがいとは、
自分を徹底的に
大事にすることから始まる。
●人間にとって最も大切なのは、
命の長さだと思っている人は多い。
しかし、私が出会った人を振り返ってみて、
その人の命が素晴らしい命だと
思える人においては、
ごく少数の例外はあるにせよ、
命の長さはあまり問題ではない。
●鳥は飛び方を
変えることは出来ない。
動物は這い方、走り方を
変えることはできません。
しかし、人間は
生き方を変えることができます。
人はいくつになっても生き方を変えることができるのです。
●人生には無駄というものはないもの。
しかし、後にならないと、
その意味がわからないということが
たくさんあるのです。
つらいことでも苦しいことでも、「体験」したことは、
間違いなくその人の強みになります。
●自分のためにでなく、
人のために生きようとするとき、
その人は、もはや孤独ではない。
●自分の命がなくなるということは、
自分の命を他の人の命の中に
残していくことである。
自分に与えられた命を、
より大きな命の中に
溶け込ませるために生きていくことこそ
私たちが生きる究極の目的であり、
永遠の命につながることだと思う。
●人のために
自分を捧げる喜びを知っている人を、プロと言います。
●生かされている最後の瞬間まで、
人は誰でも『人生の現役』なのです。
心からご冥福をお祈り申し上げます。
鈴木真奈美
ーーーーー
今後の予定
├アドバンスコース【7月23日締切】
├2017年グループメンタリング【キャンセル待ち】
LINE@始めました!
登録していただければ、
私から更新のお知らせが届きます。
ID検索はこちら
@rtb9859g
スマホの方は、以下のQRコードを
読み込んでみてください。