天皇陛下のお気持ち表明を拝見して ー天皇陛下の祈りについてー | 鈴木真奈美オフィシャルブログ「自分磨きはもう卒業!がんばらずに、幸運を引き寄せる方法」Powered by Ameba

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(お写真:宮内庁HPよりお借りしました)

こんにちは。鈴木真奈美です。


昨日、天皇陛下がビデオメッセージで、お気持ちを表明されました。

平成が始まって以来の歴史的スピーチ。

11分間、リアルタイムで、静かに耳を傾けました。

ご覧になっていた方も多いのではないでしょうか?


「象徴」として、制約ある中で、表現されたお気持ち。

その後の報道を見ると、様々な「解釈」があるなぁと思いました。

天皇陛下のお言葉から伝わってきたのは、各メディアで報道されるような、「強い生前退位の意向」よりも・・・

「ご自分が高齢になって、公務がはたせないことへの不安。(それほど、【天皇】という立場を、全身全霊でいきていらっしゃたこと)」と、「国、皇室、皇族、国民に対する、とても深い愛情と配慮」だったように感じました。

(↑これは、あくまで、私の「解釈」ね)


昭和天皇が倒れられた時、日本全体が自粛ムードになったことを、陛下ご自身が皇太子として、経験されているからこそ・・・・

東京オリンピックのことも視野に入れ、経済や社会が停滞しないようにという、深い配慮もあるのかもしれません。


いずれにしても、
「象徴天皇」という前例のない立場を認識され、
あり方を模索されつつも、
生涯を賭して、
国と、国民のために祈り、深い愛情を注ぎつづけてくださったお姿に、深い尊敬の念と、感謝の気持ちを覚えます。


「私が天皇の位についてから、ほぼ28年、この間私は、我が国における多くの喜びの時、また悲しみの時を、人々と共に過ごして来ました。」

「皇太子の時代も含め、これまで私が皇后と共に行って来たほぼ全国に及ぶ旅は、国内のどこにおいても、その地域を愛し、その共同体を地道に支える市井の人々のあることを私に認識させ、私がこの認識をもって、天皇として大切な、国民を思い、国民のために祈るという務めを、人々への深い信頼と敬愛をもってなし得たことは、幸せなことでした」

(宮内庁HPより引用)


被災地や障害者施設など、社会的には「弱者」と言われる方たちの存在に、心を注ぎ、耳を傾けつづけられたお姿が、浮かびます。


以前、こんなお話を伺ったことがあります。

「天皇陛下は、私たちよりずっと早く、陽も上がらない時間に、国民全員のために祈って下さっています。有難いことだと感謝せずにはいられません」


天皇は、「日本神道の最高神官」であり、「祭祀王」ということを、ご存じですか?

日本各地にある神社。

そこには神主さんがいますが、その中でも、最高位の神主さんが「天皇陛下」ということになります。

天照大神はじめ八百万の神へ捧げる厳粛な祈りであり、
神と国民をつなぐ祈りであり、
日本国と、日本の人々の幸せを願う祈りなのです。


国民の幸せのための祈りは、ほとんど報じられず、国民に伝えられていませんが・・・・

その祈りこそ、皇室が最重要視し、存在意義としてきた活動なのだそう。

気軽に、思いついた時に、「祈っています」というレベルではありません。


自分の知らないところで、日本の国や人々を想い、祈りを捧げてくださっている人がいる。

このお話を初めて聴いた時、本当にありがたいことだと、気付かされました。



また昨日の8月8日という日は、古代の暦でいうと、大自然から降りそそぐエネルギーが最高潮に達する日と、いわれています。

お気持ちを表明されるのに、この日を選ばれたのにも、きっと意味があるのでしょう。


目に見えないたくさんの課題や問題、歴史的背景、憲法もあるから、すぐにとはいかない話でしょうが・・・・・一個人として、ご意向が形になるようにと、願ってやみません。


「祈り」については、以下の本にも載せています。良かったらご覧ください。

●「幸せな人だけが知っているシンプルな生き方」
(PHP研究所)







PS:少しでも多くの方に、全文を読んでいただけたらと思い、宮内庁HPより、全文を引用させていただきます。

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●象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば(ビデオ)(平成28年8月8日)

 戦後70年という大きな節目を過ぎ、2年後には、平成30年を迎えます。

 私も80を越え、体力の面などから様々な制約を覚えることもあり、ここ数年、天皇としての自らの歩みを振り返るとともに、この先の自分の在り方や務めにつき、思いを致すようになりました。

 本日は、社会の高齢化が進む中、天皇もまた高齢となった場合、どのような在り方が望ましいか、天皇という立場上、現行の皇室制度に具体的に触れることは控えながら、私が個人として、これまでに考えて来たことを話したいと思います。

 即位以来、私は国事行為を行うと共に、日本国憲法下で象徴と位置づけられた天皇の望ましい在り方を、日々模索しつつ過ごして来ました。伝統の継承者として、これを守り続ける責任に深く思いを致し、更に日々新たになる日本と世界の中にあって、日本の皇室が、いかに伝統を現代に生かし、いきいきとして社会に内在し、人々の期待に応えていくかを考えつつ、今日に至っています。

 そのような中、何年か前のことになりますが、2度の外科手術を受け、加えて高齢による体力の低下を覚えるようになった頃から、これから先、従来のように重い務めを果たすことが困難になった場合、どのように身を処していくことが、国にとり、国民にとり、また、私のあとを歩む皇族にとり良いことであるかにつき、考えるようになりました。既に80を越え、幸いに健康であるとは申せ、次第に進む身体の衰えを考慮する時、これまでのように、全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが、難しくなるのではないかと案じています。

国民の理解を得られることを、切に願っています
 私が天皇の位についてから、ほぼ28年、この間私は、我が国における多くの喜びの時、また悲しみの時を、人々と共に過ごして来ました。私はこれまで天皇の務めとして、何よりもまず国民の安寧と幸せを祈ることを大切に考えて来ましたが、同時に事にあたっては、時として人々の傍らに立ち、その声に耳を傾け、思いに寄り添うことも大切なことと考えて来ました。天皇が象徴であると共に、国民統合の象徴としての役割を果たすためには、天皇が国民に、天皇という象徴の立場への理解を求めると共に、天皇もまた、自らのありように深く心し、国民に対する理解を深め、常に国民と共にある自覚を自らの内に育てる必要を感じて来ました。こうした意味において、日本の各地、とりわけ遠隔の地や島々への旅も、私は天皇の象徴的行為として、大切なものと感じて来ました。皇太子の時代も含め、これまで私が皇后と共に行って来たほぼ全国に及ぶ旅は、国内のどこにおいても、その地域を愛し、その共同体を地道に支える市井の人々のあることを私に認識させ、私がこの認識をもって、天皇として大切な、国民を思い、国民のために祈るという務めを、人々への深い信頼と敬愛をもってなし得たことは、幸せなことでした。

 天皇の高齢化に伴う対処の仕方が、国事行為や、その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには、無理があろうと思われます。また、天皇が未成年であったり、重病などによりその機能を果たし得なくなった場合には、天皇の行為を代行する摂政を置くことも考えられます。しかし、この場合も、天皇が十分にその立場に求められる務めを果たせぬまま、生涯の終わりに至るまで天皇であり続けることに変わりはありません。

 天皇が健康を損ない、深刻な状態に立ち至った場合、これまでにも見られたように、社会が停滞し、国民の暮らしにも様々な影響が及ぶことが懸念されます。更にこれまでの皇室のしきたりとして、天皇の終焉に当たっては、重い殯の行事が連日ほぼ2ヶ月にわたって続き、その後喪儀に関連する行事が、1年間続きます。その様々な行事と、新時代に関わる諸行事が同時に進行することから、行事に関わる人々、とりわけ残される家族は、非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません。こうした事態を避けることは出来ないものだろうかとの思いが、胸に去来することもあります。

 始めにも述べましたように、憲法の下、天皇は国政に関する権能を有しません。そうした中で、このたび我が国の長い天皇の歴史を改めて振り返りつつ、これからも皇室がどのような時にも国民と共にあり、相たずさえてこの国の未来を築いていけるよう、そして象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じ、ここに私の気持ちをお話しいたしました。

国民の理解を得られることを、切に願っています。
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今日も、私は、私の居場所で、心をこめて、淡々と。

あなたが今日も幸せにありますように。

心からの感謝と深敬を込めて

鈴木真奈美




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