出会いは大学3年生の冬でした
新しくできた地域のバスケサークルで

初めてあったとき
「いいな」って思った
年齢よりもずっと若く見えた
やさしそうでほわっとした雰囲気
バスケもうまくてプレーしてる姿は必死じゃないのにきれいでかっこよかった


話してみてすぐに惹かれた

「彼女とかいるんですか?」

「おれ結婚してるよ~」

それをきいてあたしは正直に
「残念」って思った

そのサークルのメンバーは若い人も多くて
結婚してる人はあんまりいなかった

だからあたしたちは「パパ」っていってみんなで甘えてた

彼は新婚で
サークル後みんなでご飯食べに行く時も帰ってしまっていたし飲み会なんかにもなかなかこなかった

あたしは当時中学からつきあってた彼と別れて彼氏がほしかった
遊んでくれる人はいたし元カレとも関係は続いてたけど、
もうそうやってふらふらしてるのは嫌で落ち着きたかった

だからその時
同じサークルで「いいな」って思ってた人に
アピールして、その人と付き合い始めた

全然かっこよくなかったけれど年上で社会人の彼はとても大人に見えたし、タバコを吸いながら運転してるところが好きだった

大好きな彼と「パパ」は同い年だったけど「パパ」は来れない日も多かったし、結婚してる人を好きになるはずもなく、
あたしは彼が大好きでラブラブで「パパ」はずっと「パパ」だった

それがかわったのは
あたしが社会人になってからだった